皆さんは、チンアナゴという生き物をご存知ですか?

今回は、チンアナゴの餌などについてご紹介いたします。

チンアナゴってどんな生き物?

チンアナゴは、ウナギ目アナゴ科の魚類です。

ウナギの仲間で、それでいてアナゴの親戚さんであるチンアナゴは、漢字で書くと『狆穴子』や『珍穴子』と表記され日本犬の狆に似ていることからそう名付けられています。

海水魚です。全長40cm程度の大きさでひょっこり砂から顔を出す特徴がある可愛らしいチンアナゴを見る為に、水族館へ行く方もいらっしゃるようです。

チンアナゴの生態について

インド洋、西太平洋の熱帯域に分布しています。日本では高知県から沖縄県の海で、流れの強い珊瑚礁外縁部の砂底に生息しています。

頭部(顔)を砂から出すのは、潮の流れに乗ってくるプランクトン(動物性)を捕食する為です。餌を目で確認して、身体を伸ばしながら丁寧に1つずつ食べていくそうです。

 

見てみたいですね。そして、体の下部が砂に入ったままなのは、敵が来た時にすぐ身を隠せるようにしている為です。

穴に入る方法は、尾っぽから身体をくねらせて掘りながら入って行きます。

チンアナゴをペットにできる?

チンアナゴをペットにすることは可能です!なんとお値段もお手頃価格の1,500~3,000円ほどで売買されているようです。

大きめの水槽を用意してあげてください。最低ライン60cm以上で、理想は90cm~120cmサイズの水槽を用意すると最適です。

 

チンアナゴは、海水魚なので水槽の水は海水を入れてあげましょう。

熱帯域で暮らすチンアナゴにとっての水温適正温度は、23~25℃の比較的暖かい水温を保つようにしてあげましょう。

夏場だと水温が上がり過ぎてしまうので、注意が必要です。

 

砂も敷いてあげましょう。チンアナゴは砂の中、砂があることで安心できます。

砂の種類は、細か過ぎずでも荒過ぎずのもので、選定するのは難しいですが、チンアナゴが穴を掘る方法は先述した通りですので、サラッとした種類の砂を選んであげたらいいかと思います。

 

なんと、『バクテリア付きの砂』が売られているようです。こちらもオススメとの情報もあります。

砂を敷く厚さは、15cm~20cmくらいが理想です。

 

チンアナゴの多頭飼いは可能です。

次の条件によって、チンアナゴの飼える個体数は異なります。60㎝水槽:3匹~5匹、90㎝水槽:10匹~15匹、120㎝水槽:15匹~30匹。

 

各水槽によって、水量・砂量は異なりますので、大きすぎるものは控えた方がいいと思います。

(重たくなってしまうため)チンアナゴの飼育をしている上で、一番多い死因が「餓死」だそうです。その原因、餌については次に記述します。

チンアナゴの餌って?

先ほども紹介した通り、動物性のプランクトンを捕食します。

動物性プランクトンが無い場合は、冷凍イサザアミ(ホワイトシュリンプ)などを餌として与えます。

砂底に暮らすので、沈みやすい餌を選んであげましょう。なんと、チンアナゴはグルメで餌の選り好みが激しく食べない餌も出てくる場合があります。

一度与えて食べなかった餌はやめて別の餌に変えてあげましょう。

 

また食べ残しによって、水質が悪くなってしまい水質汚染によって亡くなってしまうこともあるようです。

砂に埋もれた餌を食べることはないので、食べ残しはネットなどで拾い上げてください。

 

また警戒心の高いチンアナゴですが、ナマコ、ヒトデ、貝、ウニなどの掃除をしてくれる魚を一緒に飼うのもポイントです。

挙げた4種類の魚類たちは、混泳することが可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

チンアナゴの餌、また生態などについて理解できましたでしょうか。

ペットとしても飼えるそうなので、難しい生き物ですがぜひ飼ってみてください!

(ライター:Teyo)