紅葉が見事で美しいドウダンツツジ。

公園などにもよく植えられて、知らず知らずのうちに馴染みの深い植物のひとつです。

今回はそんなドウダンツツジについて詳しくお話していきます。

ドウダンツツジの特徴

ドウダンツツジは漢字で満天星と書く、とてもロマンティックな植物。

ツツジ科ドウダンツツジ属に分類され、ドウダンは枝分かれしている様子が昔夜間の灯に用いた灯台の脚部と似通っていて、どのトウダイから転じたものと言われています。

低木の落葉広葉樹で、大きくても3mほど、本州、四国、九州の温暖な岩山に生えますが、自生地は少ないのが特徴です。

庭木や植え込みとしてごく一般的に植えられていて、寒冷地でも耐えることができますが、関東以西の温暖な地に多く植えられています。

花の時期は葉が出てから1週間後で、花序は散形花序で花は白、釣り鐘のような感じで5㎜程度の大きさです。

 

この花の様子が夜空に光る満天の星の用であるところから、漢字の「満天星」がついたと言われています。

葉はひし形に近く、大きさは通常約2㎝、大きなものは約5㎝になり、ツツジ科の特徴として根が浅いので乾燥に弱いのも特徴です。

新緑、花期、紅葉と見時が多く、紅葉は寒冷な地で10~11月、温暖な地では11~12月頃に真っ赤に紅葉します。

ドウダンツツジの育て方

ドウダンツツジは日本原産なので栽培は比較的容易です。

鉢植えでも庭植えでも日当たりの良い戸外で栽培します。

日陰で栽培すると花付きが悪くなり、紅葉の時の色も綺麗に出ません。

 

鉢植えにする場合は夏場の乾燥を防ぐために、夏の間は西日の当たらない半日陰で管理するようにします。

酸性土壌を好み、シャクナゲやツツジと同じく、地表近くにたくさんの細い根を張ります。

庭植えは酸度未調整ピートモスと腐葉土を漉き込んで、水はけと水持ちを良くしましょう。

 

水やりは鉢植えの場合、気温の高い5~9月は乾いたら水を与え、休眠する落葉期は控えめに与えるようにします。

庭植えの場合は基本的に必要ありませんが、夏場に極端に乾燥するような時には朝か夕方にたっぷりと水を与えましょう。

肥料は緩効性化成肥料や有機質肥料などを施します。春の芽出しの時期には効果が表れるように2~3月の休眠期に春と同じ肥料を施します。

植えつけは3から4月に行い、深上にならないように気をつけます。根を広げるようにして株がぐらつく時には支柱を立てるようにします。

 

増やす時には挿し木で増やすのが一般的です。敵機は春以降に伸びた枝が十分に固まる6月~7月。

前年に伸びた枝を利用して落葉期の2~3月に行うことも可能です。

 

生け垣などにする場合は剪定も必要です。

適期葉5~6月です。夏以降に伸びた枝は紅葉が終わる11月中旬から12月頃に切り戻して樹形を整えるようにすると良いでしょう。

ドウダンツツジにつく害虫

ドウダンツツジは比較的害虫の少ない植物です。

しかし、カミキリムシやカイガラムシ、ハダニなどには多少注意が必要です。

カミキリムシは幼虫が幹に穴を開け内部を食い荒らしてしまいます。

放っておくと株が枯れてしまうので幹の穴へ殺虫剤を噴射して駆除するか、針金を入れて捕殺します。

株元におが屑のような木くずがあった時には注意しましょう。

 

カイガラムシは新芽や葉に寄生する害虫で、栄養を吸い取って株を弱らせてしまいます。

成虫は体が硬い殻に覆われ、薬剤が効きづらいので幼虫のうちに薬剤を散布して駆除してしまいましょう。

成虫はブラシなどを使って株から引きはがします。

 

ハダニは乾燥する8月下旬から9月に発生しますが、深刻な被害を与えるほどではありません。

見つけたら粘着テープで取り除いたり、薬剤を使って駆除します。

(ライター ナオ)