水族館の人気者の一つと言えばペンギンですよね☆

愛嬌がありヨチヨチ歩く姿がとても可愛い生き物です。

 

個性豊かで、それぞれに好き嫌いがあり性格も気性が荒いものや大人しいものと個体によって変わってきます。

今回はそんなペンギンの生態と特徴、そして羽について紹介していきたいと思います。

ペンギンってどんな生き物?~生態と特徴について~

ペンギンの生態は、鳥綱ペンギン目に属する総称です。

世界には18種類のペンギンが存在していて、そのうち15種類は国際自然保護連合によって絶滅危惧種、準絶滅危惧種、絶滅寸前とされています。

絶滅の危機に瀕している理由としては、地球温暖化・乱獲・捕食動物であるオキアミの減少・環境汚染などが挙げられています。

ペンギンはどの生息地は、主に南アフリカの沖・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・ナミビアのビーチ・岩礁海岸や亜南極の島・ガラパゴスの岩だらけの溶岩の上などに生息しています。

 

平均体長は一番小さいものでコガタペンギンという種類で約40㎝程で体重は1㎏あります。

ペンギンの種類の中でも大きいとされているのがコウテイペンギンで、約100㎝~130㎝程あり体重は45㎏です。

現在は絶滅してますが、もっと大きいものがノルデンショルトジャイアントペンギンとジャイアントペンギンで体長150㎝~170㎝もあったそうです!

 

ペンギンの体は厳しい寒さに耐えられるように皮膚の下には十分な脂肪を蓄えていて、体脂肪率は40%~50%と言われています。

そしてペンギンが腹這いになって氷の上をすべる姿を見たことがあると思いますが、これも体力温存の為にする行動で、この行動を「トボカン」と言います。

それでも、体温を一人で維持するのには限界があるので、体温が下がって来ると仲間で集まって「ハドル」と言われる押しくら饅頭の状態にして寒さをしのぎます。

繁殖期は3月~5月にかけて行われます。

繁殖期に入ると、羽繕いや鳴き交わしや一緒に寝るなどしてデート重ねて愛を深めて行きます。

 

恋愛事情は人間と差ほど変わらず、相方が他のペンギンと仲良くしてたら嫉妬しますし、浮気する事もあるんです。

つがいになって子作りをしても、略奪愛や浮気などが原因で離婚するカップルもいるんだとか。

中には同性愛に走ってしまう子もいるようです。

 

そんなペンギンですが、オスはイクメンな事で有名なんです☆

通常生き物はメスが中心になって子育てをしますが、ペンギンは夫婦で協力して子育てをします。

 

例えば、メスが餌を食べているときはオスが卵を温めたり、子供が腹を空かせたら食道から分泌した乳状の物質を与えたり、子育てには熱心なようです。

ペンギンの寿命は短いもので6年、長いもので20年生きるとされています。

ペンギンの羽はどうなっている?~ペンギンの雑学~

ペンギンの手のような部分、実は手ではなく羽という事を知っていましたか?

この部分は「フリッパー」と言われていて上腕骨より先が一枚の板状になっていて各関節の可動域は狭く、ほとんど固定されています。

 

ペンギンの羽は普通の鳥とは違い、一枚一枚の羽根が小さくびっしり生えています。

生後1年を過ぎると、毎年1回「換羽(かんう)」というものを行います。

これをしないと防水能力が低くなり、寒さにも対応出来ないようになってしまうのです。

 

換羽の間は水の中に入れず餌もあまりとれない為、ストレスが増し筋肉も衰え最悪死んでしまう事もあるそうです。

そうならない為に、換羽の前は十分な栄養を取る必要があります。

ペンギンについてのまとめ

今回はペンギンについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

ペンギンの体の仕組みや恋愛事情はとても面白いので、皆さんも調べてみてくださいね♪

ライターMISAKI