体が大きく羽音が強烈で、一見獰猛なイメージのあるクマンバチ。

しかし実際はとても温厚で大人しいハチで、人間に関心を示すことはほとんどありません。

そんなクマバチ、巣の作り方が特徴的なのですが・・・・・

スポンサーリンク

クマバチの特徴と生態

クマバチはミツバチ科クマバチ属に分類される昆虫の総称です。

これらに分類されるのは大型のハナバチが多く、これまで約500種類が確認され、クマンバチという呼ばれ方もします。

北海道から九州にかけて広く分布し、体長は2㎝程。ずんぐりとした可愛らしい体型をしており、胸部には細くて細かい毛が生えています。

全身が黒く、翅も黒色。胸部の毛だけが黄色くなっているのでとてもよく目立ちます。

体の大きさの割には翅は小さ目です。

 

メスは顔全体が黒く、複眼は切れ長で額も広く顎が大きいので全体に頭が大きい印象を受けます。

それに対してオスは複眼が丸くて大きめで、やや狭い額に黄白色の毛が密生していて、全体的に小顔です。

本州に生息するクマバチはキムネクマバチという種類でカスミザクラなどの山桜が咲き終わる晩春ごろに出現します。

 

活動期間は晩春から中秋にかけて出、その年生まれの新成虫は越冬して翌年に繁殖活動すると考えられています。

ブ~ンという大きな音を立てて安定した飛行をするのが特徴的です。

食性は他のハナバチと同様に花粉と花蜜。

 

頑丈な頸と太めの口吻を持っているので、花の根元に穴を開けて蜜だけを得る盗蜜をよく行います。

マメ科のフジやユクノキ、トケイソウ科のパッションフルーツなどの熱帯果樹はクマバチ媒花と言われ、クマバチに特に花粉の媒介をゆだねている花です。

 

オスはとても行動的ですが、針を持っていないので人を刺すことはありません。

毒針を持っているメスにしてもよっぽどのことがない限り人を刺すことはありませんし、刺されてもアナフィラキシーショック以外で重症に至ることはありません。

クマバチの営巣

クマバチの営巣は穿孔営巣と言われ、強い顎を使って初夏にメスが太い枯れ枝や木造家屋の垂木などに細長い巣穴を作ります。

スポンサーリンク

中には蜜と花粉を集め、これを団子にして幼虫1匹分ずつ丸めてそこに直径15㎜にもなる大きな卵を産卵します。

1匹の一階のメスの産卵数は約8個。この卵が一匹ずつ個室に入るように間仕切りが作られ、細長い巣が作られるというわけ。

 

間仕切りは房壁から削った粉剤を使い、実に器用に巣穴を作ることから大工ハチの異名を持つほどです。

何世代にもわたって古巣を利用することもあるようで、それはまるで人間のようでもあります。

 

この巣で卵は孵化し、羽化までした成虫は未成熟のまま巣にとどまって冬を迎えます。

その間、メスの親バチはせっせと花粉や蜜を巣穴に運びます。

クマバチの飛行能力

クマバチは体に対してあまりにも小さい翅を持っている為、航空力学的には飛べるはずのない形なのに何故か飛べている、と言われ長年その飛行方法が大きな謎とされてきました。

現在は空気の粘土を計算に入れることでクマバチの飛行方法は照明されているのですが、不可能を可能にする象徴として会社やスポーツチームなどのシンボルマーク的に使われることも多いようです。

 

クマバチの飛行に関してもう少し詳しくお話しすると、体の小さなクマバチには私たちが普段生活している空気が粘性を持ったものとして感じられているというのです。

クマバチが翅を上から下に動かす時、粘性をもった空気は拡販され、空気に渦が生じて揚力が発生しているのです。再び翅を上にあげる時には大きな翅音がします。

 

この、「粘性」を計算式に組み込むことにより航空力学では飛べるはずがないと言われたクマバチが気力ではなく!?物理的に飛べているということが証明されたのだそうです。

巣の作り方といい、飛行能力といい、クマバチはなかなかユニークなハチだったのです。

皆さんもどこかでクマバチを見つけたら、暖かく見守ってみて下さいね。

(ライター ナオ)

スポンサーリンク