コオロギは美しい鳴き声で秋を知らせてくれる虫として昔から人々に愛されてきました。

近年では、カエルやトカゲなどの両生類や爬虫類をペットとして飼っている人も多く、その餌として飼っている人もいます。

セミなどは脱皮することで有名な昆虫ですが、コオロギは脱皮するのでしょうか?コオロギの生態と一緒に脱皮についてもまとめました。

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コオロギの生息地

北海道から九州まで日本全国に広く生息していて、田畑や草むら、民家、川原などにいます。

秋のイメージが強い虫ですが、7月頃から活動をしています。夜行性なので、夜になると大合唱が聞こえる地域もあるでしょう。

コオロギの特徴

成虫の体長は10~40㎜程度で、黒や暗褐色をしています。

翅はありますが、飛ぶことはできません。移動の際には、しっかりとした足でバッタのようにぴょんぴょんとジャンプしながら移動します。

コオロギの翅から出る美しい音色は繁殖活動のために使われています。

成虫、幼虫とも雑食です。植物の葉、野菜、果物などから、昆虫、死んだ動物まで何でも食べます。

餌がない環境だと、共喰いして生き延びることもあります。コオロギの寿命は成虫になってから約40日くらいだと言われています。

コオロギの脱皮は全部で6回

コオロギは不完全変態と呼ばれるイモムシやサナギなどにならず、大きく形の変わることのない昆虫ですが、脱皮を繰り返しながら成長します。

コオロギは春に卵から孵り、成虫になるまでの間に合計6回も脱皮をします。

生まれたてのコオロギは成虫を小さくしたような形ですが、まだ翅はありません。

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何度も脱皮を繰り返しながら、徐々に丈夫な外骨格になっていきます。8~11月頃最後の脱皮で、羽化を遂げて、ようやく美しい音色を奏でられるようになるのです。

コオロギの鳴き声のヒミツ

実は鳴き声を上げるのはオスのみで、メスは鳴きません。

オスの成虫の翅にはやすり状の発音器と、鳴き声を響かせる共鳴室があり、8月頃から発音器をこすり合わせて鳴くのが聞こえるようになります。

音の出し方は、楽器のヴァイオリンとよく似ています。

 

オスは相手によって、鳴き声を変化させますが、オスが鳴く目的はただ一つ、繁殖活動です。

オスは鳴き声でメスに自分をアピールして求愛します。穏やかに優しく鳴いているときは、求愛活動をしているときです。

 

また、オス同士でナワバリやメスを巡って対立している場合にも鳴き声を上げます。

この場合は短く力強く鳴きます。慣れるまでは、聞きわけが難しいかもしれませんが、できるようになるとコオロギの様子が分かって面白そうですね。

コオロギの種類

エンマコオロギ

日本本土に生息する最大種で、体長は30㎜前後です。目の周りの黒い模様と、眉毛のような薄茶色の線が閻魔様の顔を思わせることからその名前が付きました。

鳴き声は「コロコロリー」、「キリリリー」、「ヒヨヒヨヒヨ」などと聞こえます。

ミツカドコオロギ

体長15~20㎜程度の大きさで、背中の方から見ると、頭の左右と前方に角が出ているように見えることが名前の由来です。

「キッキッキッキ」と歯切れの良い鳴き方が特徴です。

オカメコオロギ

体長は20㎜弱で、オスの成虫の頭は平たい形です。

平らな頭が下膨れで「おかめ」を連想させることが名前の由来です。「リ・リ・リ・リ・リ」というやや弱めの鳴き声です。

まとめ

コオロギは、最初から鳴いているわけではなく、あの美しい音色を出せるようになるまで、6回もの脱皮を繰り返していたんですね。

求愛活動のために進化した鳴き声は大人の男性の魅力といったところでしょうか。

きれいな鳴き声は、メスのコオロギだけでなく、私たちも思わずうっとりしてしまいますね。

ライター:さくら

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