皆さんはミドリフグという生き物をご存知でしょうか?

初めて見る方でも一瞬で虜になるくらいの美しさを持っている魚です。

アクアリストの間では癒しを与えてくれる天使と言われているそうですよ☆

そんなミドリフグは淡水と海水どちらで飼育するのがいいのでしょうか?

今回はミドリフグの生態と特徴、そして飼育方法について紹介していきたいと思います!

ミドリフグってどんな生き物なの?~生態と特長について~

ミドリフグの生態は、フグ科に属する魚類です。

生息地は、インド・インドネシア・スリランカ・タイなどの東南アジア地域に広く分布しています。

 

生活環境は、タイにあるメコン川の汽水域のマングローブが生い茂る場所で生活しています。

人工繁殖が出来ないので、すべてのミドリフグはこのメコン川から運ばれてきているようです。

 

平均体長は2㎝~3㎝と小型の魚になります。

自然界では17㎝~18㎝くらいまで成長するものもいるようです。

 

体の特長としましては、体の色は全体的に緑色で腹面は白く複数の黒い斑点が入っているのが特徴です。

ですが時々体が黒く染まる事があり、その理由としては、体調不良・心理的もしくは物理的にストレスを感じている・環境悪化・眠いなどの理由が挙げられます。

どの理由で黒くなっているのか見極めるのは非常に難しいですが、黒くなり始めたら気を付けて観察するようにしてください。

 

幼魚の頃は汽水域で群れを作って生活していますが、成長するにつれ単独行動になっていき海に移動します。

食性は雑食性で、主に小さなエビや貝などの甲殻類や海藻などを食べています。

飼育下では、赤虫・刺身・ブラインシュリンプ・人工飼料などを与えると良いそうです!

 

ミドリフグは見かけによらず気の強い所があり、仲間内での喧嘩が起こる事もしばしばあるんだとか。

仲間を追い回したり、餌を横取りされたら噛みついたり…怪我をする事もあるようです。

ミドリフグは面白い習性をいくつか持っていて、ミドリフグは歯が伸びて来ると砂を口に含んで歯を削る行為をします。

 

熱帯魚の中ではこのような行為をするのは大変珍しいことなんだそうです!

他にも水面から高くジャンプしたり上下に波を打つように泳いだり、ミドリフグしか持っていない習性がいくつもあるんですよ♪

平均寿命は短くて5年、長くて10年とされています。

ミドリフグは淡水か海水どちらで飼育すればいいのか?~ミドリフグの雑学~

ミドリフグは簡単に飼育が始められることで人気なのですが、淡水か海水どちらで育てるべきか分からない方が多いようです。

ペットショップでは淡水でも飼育可能と言われている場合もありますが、本来の生活環境なども考えると汽水で育てるのが良いようです。

 

汽水で育ててあげると、ミドリフグ自体もストレスが溜まりにくく生活しやすいと思うので、長生きさせたいなら汽水で育ててあげて下さい☆

※汽水とは、淡水と海水が混じり合っている環境の事を言います

 

ミドリフグの飼育を始める時にもう一つ気を付けておかないといけない事は、上記にも書きましたが気が強い部分があるので、複数飼いはあまりお勧めしません…。

元々単体行動を好む生き物なので、単体で飼育してあげて下さい。

簡単なようで慣れるまでは分からない事も沢山あると思いますが、愛情をもって飼育してあげて下さいね!

ミドリフグについてのまとめ

今回はミドリフグについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

ミドリフグは写真で見るだけでもすごく癒されますね。

実際に飼育を始めてみると色んな姿を見せてくれて飽きさせない魅力を持っているので、楽しんで飼育出来ると思いますよ♪

ライターMISAKI