ゲジゲジというムカデの様な生物がいます。

ゲジゲジは人間を噛んだりさしたりする生物なのでしょうか?

ゲジゲジの種類

ゲジ目ゲジ科のゲジゲジは、日本国内には「ゲジ」と「オオゲジ」の二種がいます。

スポンサーリンク

ゲジ頭の方にはこれまた長い触角があり、お尻には長い尾があります。

 

また、1000個ともいわれる単眼をもち、呼吸器官である気門は背中にあります。

外見は胴体部分は黒っぽく、足はうすい茶褐色のようです。ゲジは本州地方に生息し、オオゲジは本州から南西諸島など温暖な地域に生息します。

 

成体のゲジは体長3cmくらい、オオゲジは7cmほどにもなるといわれます。

家屋などで見つかる場合、多くは3cmくらいになる方の「ゲジ」です。

 

ゲジゲジはゴキブリやクモ、カマドウマ、ダニ類などを食べる肉食です。薄暗いところにいます。

ゲジゲジが出てきやすい時期は春先から秋頃までとされます。

ゲジゲジの成長過程

ゲジゲジの繁殖は4~5月頃とされます。

ゲジゲジは土の下などに産卵します。

 

ゲジゲジのメスは卵が乾燥しないように丁寧に卵に泥を塗ります。

ゲジゲジは卵の時代から乾燥に弱いのです。

 

3週間程度で孵化し、幼体はゲジゲジのミニ版のような姿をしています。

ゲジは卵から生まれ、脱皮を繰り返して成体になります。

 

幼体の頃は足は4対です。ゲジゲジは脱皮のたびに足が増えていき、最終的に15対30本の脚をもつようになります。

ゲジゲジの多すぎるように思える足の数は、ムカデ類などが属する多足類の中では少ない方です。

 

ゲジゲジの寿命は5年ほどです。

長く野外に棲むゲジの場合、足に欠損がみられ30本の足をもっているものは稀だともいわれます。

ゲジゲジの特技

ゲジゲジの特技として、足の「自切り」があります。

天敵が近づくと足を切ります。

 

その切られた足はしばらく動くので、相手がぎょっとしている間に逃げることができるのです。

足は再生します。ゲジゲジの天敵は鳥類などです。

 

ゲジゲジはゴキブリを捕食することでも知られています。

ゴキブリを追う時のゲジゲジのスピードはその姿からは想像できないほど速いのです。

スポンサーリンク

 

ゴキブリを追うことができる生物は、現代ではゲジとアシタカグモのみではないかといわれています。

ゲジゲジの習性には化粧行動というものがあります。長い触角や足、体などを丁寧に掃除するそうです。

あのように足が多いと、綺麗にするのに時間がかかるかも知れません。

ゲジゲジはさす?

ゲジゲジは人間をさすのでしょうか。外見からは悪者そうな気がしますが、人間をさすことはまずありません。

ゲジゲジを手で掴もうとすると、抵抗してさすことが稀にあるようですが、かなり稀なケースです。

 

ゲジゲジは人間が近づくと、すぐに逃げてしまうからです。

万が一そのようなことになったら、流水で洗ってください。微弱な毒があるとされますが、腫れるだとか痒み・痛みなどの症状はありません。

 

もし、何かの症状が出れば、それはゲジゲジによるものではない可能性が高いです。

ゲジゲジはあのような外見ですが、臆病でひっそりした生物です。こちらが何もしなければ無害です。

 

ゲジゲジはアップで見ると顎が発達しています。

これはゴキブリなどをバリバリ食べるために発達しているもので、人間に危害を加えることはまずありません。

ゲジゲジの雑学

昭和47年に放送されていた「変身忍者嵐」という実写番組があります。

原作は石ノ森章太郎です。忍者というタイトルからわかるように、やや時代劇風味を取り入れたドラマだそうで、第12話には「ゲジゲジ魔」というものが登場します。

 

ゲジゲジを大きくしたような出で立ちですが、足の数もさほど多くはなく、強いとはいえないキャラクターのようです。

「変身忍者嵐」では動物をモデルとしたキャラクターが多数登場しています。

「死を呼ぶ!吸血ムカデ」などというものもあるようです。

ゲジゲジについて

気になって仕方がないのはゲジゲジという奇妙な名前です。

本当は「ゲジ」なのに、反復されることでより悪い印象を与える懸念が強まるのではないでしょうか。

 

ゲンジゲジ本体を見たことがなくとも、「ゲジゲジ」というとああ、あのゲジゲジね、と何となくわかることが多く、ゲジゲジみたいな眉毛、などと黒黒とした立派な眉毛のたとえなどとしても使われています。

 

ゲジゲジは漢字で「蚰蜒」と書かれます。

読み方は「ゆうえん」です。ことわざに「蚰蜒に舐められると禿げる」というものがありますが、ゲジゲジが人間を舐めることはないようです。

 

ゲジゲジは足が多く、気持ちが悪い外見の生物です。

しかし、人間にとっては特に直接的な害はなく、したがって頭髪がなくなることもないのです。

(ライター:おもち)

スポンサーリンク