「ガオー」という力強い雄叫びをあげる動物は何かと聞かれれば、ライオンと答える人が多いと思います。

ライオンの雄叫びはその見た目に負けないほどの迫力を持っています。

イヌやその他の動物も吠えることはありますが、ライオンが吠えるのはどんな時なのでしょうか。

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ライオンの習性

ライオンがどんな時に吠えるのか、なぜ吠えるのかという質問に答えるにはライオンの習性や生態を知る必要があります。

まずオスライオン・メスライオンはともに群れを形成しようとします。この構成はボスを含む少数のオスライオンと、それに対して多数のメスライオンのセットで一つの群れとなっています。

オスが2頭や3頭程度であるのに対しメスはその2倍から3倍ほどの数になります。そしてそれぞれにちゃんと役割があります。

食料を確保するための狩りは主にメスが集団で行い、場合によってはオスも参加するといった具合です。

 

狩りに参加しないと言ってもオスが怠けているわけではありません。自然界におけるライオンの力は強く他の動物に襲われて負けることはほとんどありません。

しかしライオン同士の争いが頻繁に起こっておりこのことによって命を落とすパターンが多いです。この争いはオス同士で勃発します。

 

その目的は群れの争奪戦です。オスライオンは、子供の頃には群れの中で守られて育ちますが成長すると群れを追い出され自分で群れを作り強さを誇示しないと子孫を残していくことができません。

そのため単独で放浪しながらライオンの群れを見つけるとボスのオスライオンと戦い、勝てば群れを率いることができます。このようにライオンにとって群れの存在はとても重要と言えます。

ライオン同士の威嚇や縄張りの主張

争いに勝ち、晴れて群れを率いることができても次は逆に襲われる立場となるので油断は禁物です。

常に群れを守るため強くあり続ける必要があります。この強さを示すには直接戦う以外にも方法があります。

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それが「吠える」という行為です。吠えることで他のオスライオンへの威嚇をするのです。

これは対峙していなくても効果があります。ライオンの雄叫びの声量は非常に大きく、高層ビルなどの障害物がない環境において数キロ先、約8㎞先まで聞こえるとも言われています。

 

そのため群れにいるオスライオンが同時に吠えると遠くにいる単独のオスライオンはその声を察知し、その数の差から戦いを避ける可能性があるのです。

このようにライオンは自身の縄張りを誇示し、そして自分自身の存在をアピールするときに吠えるのです。

コミュニケーションにも使われる

群れと言っても、いつもみんなが密着して過ごすようなものではありません。状況に応じて離れた距離にいるときもあります。

現代の人間なら携帯電話を使い言葉を通じてコミュニケーションを取りますがライオンにこのような手段はありません。

大きな声を使い仲間との意思疎通を取ります。ライオンが吠えるとき必ずしも威嚇をしているのではなく、コミュニケーションを取りたいときにも吠えているのです。

別の動物の声との判別もついている

長い歴史の中で同じ生息域を持ってきた動物であれば異なる種族間でもある程度効き分けられていることが分かっています。

例えば同じライオンの声からこちらは危険であるということ、草食動物であれば獲物があっちにいるということなどです。

捕食対象が似ているハイエナの声も理解していると考えられています。

ライオンが吠えるのは威嚇やコミュニケーションを取る時

ライオンが吠える原因は基本的な生活形態が群れにあるということが関係しています。群れを守るためや群れとしての機能を維持するために吠えるという行為をしているのです。

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