ベランダにゴキブリが出る場合、一体どうすればよいのでしょうか?

一戸建てのベランダにいるゴキブリ

ベランダは屋外ですから、ほぼ必ず水栓がついていると思います。

その辺りがゴキブリの侵入経路である可能性が高いでしょう。まず清掃です。

ゴミ屑が溜まっていたり雨水などでくちゃくちゃになった落葉が詰まったりしていればそれらを取り除きます。

ベランダに植木鉢や小ぶりなプランターを置いている場合もあるかと思います。

その周辺には常に水分、土、肥料など栄養となるものが沢山あります。清掃をしてもゴキブリがベランダに発生するのであれば、それらがゴキブリを引き寄せるもとになっていることもあります。ゴキブリは何でも食べますが、特に水分が大好きです。

 

ベランダに生きているゴキブリがくる場合は、屋外用のゴキブリ駆除剤を使用します。

またはゴキブリが嫌がるとされる植物を栽培してみるという方法もあります。

 

ローレル、セリなどの香りの強いセリ科のものです。そこまで悠長なことをしていられない場合は、やはり屋外用の毒餌剤を置きます。

この置くタイプの毒餌剤ですが、あまりたくさん置くとよりゴキブリが寄ってくる、という話もあるようです。

しかし、そんなことはありません。チリやゴミが溜まると効果が薄れる場合もありますので、少なくとも1年以内にとり替えます。

集合住宅のベランダにいるゴキブリ

アパートやマンションなどのベランダにゴキブリが出る場合の侵入経路は、やはり排水管、エレベーターのあたり、あるいはボイラー、廊下などが多いようです。夜行性であるゴキブリは暗い場所を好みます。

 

これらは共有部分のため、どうしたらよいか困る場合もあるでしょう。

しかし、ひとつの場所でゴキブリをみかける場合、他の部屋のベランダにもゴキブリが現れていることが考えられます。

 

もしご近所付き合いがある場合は、隣の部屋の人にさりげなく聞いてみるといいかも知れません。

しかし現代においてご近所付き合いは難しい面も多々あります。不要なことは言わない方が良い場合も多いでしょう。

 

そのような場合、やはり屋外用の毒餌剤をおきましょう。また、廊下が怪しまれる場合、さりげなく玄関周りにゴキブリ忌避剤などを置いてみます。

いずれにせよマンションなどの上の階でも出るということは、高確率で多くの居住者が悩んでいるということも多くあります。

 

そのような場合に備えて、それとなく話しかけることができる近所の人がいると、かなり安心でしょう。

また、ゴキブリはあまり気温が低くなると活動しないともいわれますが、近年の住環境だと気温が高い箇所も多く、だいたい7度あればあまり死滅することもないといわれます。

ゴキブリ対策用グッズの種類

多くのゴキブリ対策グッズがありますが、どれをいついかなる場合に選ぶのか迷うこともあるでしょう。

できるならそのような事に頭を悩ませたくありませんので、ゴキブリ対策に効くとされるものをだいたい覚えておくと便利です。

 

大別すると、ゴキブリを寄せ付けないことを目的としたもの、または殺虫剤タイプにわかれます。用途に応じて選びましょう。

寄せつけないもの

忌避剤(きひざい)

これらは屋内用と屋外用もあり、ベランダや玄関におけるものです。

利点としてゴキブリを寄せ付けないものであることからゴキブリ本体を見ることがない、簡単であることがあげられます。

また、殺虫剤と異なるのでハーブの香りのような人間に影響がないものも多数あります。

捕獲タイプ

これはゴキブリホイホイに代表される、ゴキブリを寄ってこさせて本体を駆除するものです。

屋外用もあります。いうまでもなくゴキブリがいればそれらが周りに集まりますので、気が弱い人には不向きかもしれません。

また、実はいなかったという場合はホッとできます。

殺虫剤タイプ

スプレータイプ

ベランダにゴキブリが出る場合、とっさに手にするものがなければ駆除に失敗します。

そのため、スプレー式ゴキブリ殺虫剤はひとつ用意しておいても良いと考えらえます。

 

近年は実に頼りになるスプレーもあり、ゴキブリが通過しそうな箇所に前もってスプレーするものまで開発されています。

これならゴキブリ本体を見るとどうしても体が動かなくなる人も安心です。

毒餌剤

これも屋内用、屋外用があります。

屋外であるベランダにも置くことができます。利点はゴキブリ本体、幼虫などに効くことです。

明らかにゴキブリがいる場合には特に有効です。

燻煙剤

バルサンなどに代表される、煙を使うものです。主に屋内用です。

煙が思いのほか多く出るので火災報知器を鳴らさないように注意しましょう。

ゴキブリのいないベランダ

ベランダはあくまで屋外です。

もしベランダにゴキブリがいる場合は駆除を徹底しつつ、くれぐれも屋内に侵入しないようにしましょう。

(ライター:おもち)