世の中にダニの種類は20000種類以上いると言われています。

その中の一種、ツメダニは私たちの生活圏内にいるダニで、吸血はしませんが人間や動物を噛んで悪さをします。

そんなツメダニの対策について詳しくお話します。

ツメダニの特徴

ツメダニの成虫の体長は0.7~0.8㎜で肉眼では確認できません。

淡黄橙色で主に家屋内で発生し、家の中のチリダニや他のダニを捕まえてその体液を吸って生きています。

吸血はしないのでツメダニの方から人間や動物に寄ってくることはありありませんが、人と接触すると圧迫を受けて皮膚を噛みます。

 

刺された瞬間は痛みを感じることもなく、痒みもほとんど感じませんが、刺されて6~7時間程経つと痒みや発疹が出てきて、一旦痒みがおさまったと思っても、あとから再度痒みが出てくることもあります。

ツメダニの発生場所

ツメダニはイエダニやチリダニの体液を吸いますから、発生場所はチリダニやイエダニの発生する畳や絨毯、寝具類などになります。

普段から掃除機を細目に描けるようにすることが重要で、寝具類に関しては布団乾燥機や衣類乾燥機を使用してダニを死滅させ、掃除機で吸うなどの対策が必要です。

また、イヌやネコなどのペットを室内で飼っている人はペットがツメダニの寄生場所になる可能性があります。

イヌに寄生するのはイヌツメダニと言われ、ネコに寄生するのはネコツメダニと呼ばれます。また、ウサギに寄生するウサギツメダニという種類もいます。

ツメダニの生態

ツメダニは体の前方に鋭い鉤爪を持っています。

この鉤爪で宿主の皮膚に取り付き、傷をつけて体液やリンパ液を摂取しながら生きていて、イヌやネコはこの傷跡によって皮膚病を引き起こします。

 

ツメダニは宿主の皮膚の上で交尾をして産卵します。

卵は蚕のように糸で被毛に付着し、3~4週間かけて3回ほどの脱皮を繰り返し、成虫へと育っていきます。

 

幸いなことに人間の皮膚の上では繁殖できないことがわかっていますが、イヌに感染すると大量のフケが出たり、ただれ、かさぶた、痒みなどの症状が出ます。

特に多い症状がフケで、最近何かフケが多いと気になった時は要注意です。

症例の多くが左右対称で症状が現れ、、最も多いのが背中とされています。

 

他に、耳の後ろ、尾の付け根、股間、お腹などにも症状が現れます。

先ほどイヌツメダニ、ネコツメダニ、ウサギツメダニの話をしましたが、これらのツメダニは宿主の特異性がそれほど強い生物ではなく、ネコツメダニがウサギに寄生したり、ウサギツメダニが犬に寄生したりというケースも多々あるので、これらのペットを複数飼っているいる人も注意が必要です。

イヌツメダニの対策

ツメダニに感染しやすいのは1歳未満の若齢の動物と言われていて、成犬や成猫ではほとんど症状が出ない場合もあります。

イヌやネコなどの赤ちゃんを飼育している時には特に注意が必要です。

 

イエダニは宿主がいなくても10日間ほどは生存することができますから、普段から部屋の中を細目に掃除したり、殺虫剤を噴霧するなどして、ダニの繁殖しにくい環境を心がけることが必要です。

イヌツメダニの治療

飼い犬にツメダニの症状がみられた場合は、すぐに病院へ連れていきましょう。

病院では硫黄やサリチル酸を配合したシャンプーやフィプロニルのスポットオンやスプレー、セラメクチンを含んだスポットオン、アミトラズ、イベルメクチンなどを投与します。

 

副作用が強い薬もあるので医師と十分に相談してから治療に取り掛かる必要があります。

また、感染しているイヌやネコ同士を接触させないようにすることも重要。

感染している動物に使った道具なども処分した方が無難です。

(ライター ナオ)