蟹の美味しい季節になってきましたね。

蟹のなかでも今回は「タラバガニ」に注目したいと思います。

 

実は、タラバガニはクモの仲間ではないか?との情報があります。

タラバガニとクモは脚とか・・・なんか似ているような気がしませんか?

そこで、タラバガニがクモの仲間であるのかどうかについて、詳しく紹介していきたいと思います。

タラバガニとは?

「タラバガニ(鱈場蟹)」とは、十脚目異尾下目タラバガニ科タラバガニ属の甲殻類です。

鱈がよく取れる漁場の近くで生息していることから、和名の名前が付きました。

タラバガニの甲幅は約25cmぐらいで、脚を広げると1mを超える大きさになります。

体中には短い棘のような突起があります。

 

甲は五角形の形をしていて、少し丸みがあります。

小さな目が2つ付いていて、かわいいですよ(笑)

 

タラバガニには5対脚があります。

太い脚が4対8本あり、そのなかの第1歩脚はハサミになっています。

 

そして、小さくてエラの掃除をするための小さな1対の脚が隠れています。

体の色は暗い紫色をしていて、お腹の部分はクリーム色です。

タラバガニはヤドカリの仲間です。

 

その為、タラバガニは縦方向にも移動できます!

タラバガニは食用とされています。

 

茹でると色が赤くなります。

刺身でも美味しくいただけますよ。

タラバガニはクモの仲間なの?

タラバガニはクモの仲間ではありません!

カニは甲殻綱、クモはクモ綱に分類されます。

 

タラバガニは「ヤドカリ」の仲間です。

タラバガニに似ている「カブトガニ」はクモに少し近いです。

 

カブトガニはカニ科ではなく、クモやサソリと一緒の鋏角亜門なんです。

カブトガニは、ひっくり返すとカニのような手足があり、カニがカブトを被っているように見えるので「カブトガニ」と名付けられただけです。

 

カブトガニは実際にはクモの仲間であって、クモに近いんです。

しかもタラバガニは英語で”king crab”グループの”red king crab (レッドキングクラブ)”と呼ばれています。

カブトガニも英語で”King Crab”と呼ばれています。

 

どうも、タラバガニとカブトガニとクモの情報が混ざり合っているようです。

この3種の情報が、混ざり合って広まって、タラバガニがクモの仲間かも!?っといわれるようになったみたいです。

カブトガニとは?

日本でカブトガニは、瀬戸内海に生息しています。

2億年前から生息していたといわれていて、”生きた化石”と呼ばれています。

泥の溜まった海底で生活しています。

 

生息数が少なく、とても貴重な生き物です。

カブトガニの全長は、オスが50cm、メスが60cmになります。

カブトガニは背中が広い甲羅で覆われています。

 

体は頭と胸が一緒になっていて、その他にお腹と尾があります。

目や口もあります。

お腹のほうの甲羅の縁には、6対の棘があります。

 

カブトガニは脱皮を繰り返しながら、大きく成長していきます。

その脱皮の回数は15回ぐらいだそうです。

カブトガニはアサリやゴカイなどを食べます。

 

1日のうち9割は休憩していますが、夜間の満潮時には餌探しなど、一番活発に活動します。

カブトガニは泳ぐこともできます。

 

甲羅を下にして仰向けになって、尾を動かしながら泳ぐんですよ。

カブトガニを使って医療用の薬なども作られていて、色々なところで利用されています。

タラバガニはクモの仲間であるのかどうかのまとめ

タラバガニはクモの仲間であるのかどうかについて、詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

タラバガニはクモの仲間ではありません!

 

タラバガニに似ているカブトガニはクモの仲間で、クモに少し似ています。

色々な情報が混ざり合って、タラバガニはクモの仲間ではないか!?っと言われる原因となっています。

(ライター 雲呑)