私たち人間にとって南京虫は非常にやっかいな存在で、害虫として扱われています。

南京虫は人体への直接的な害を加えてくる虫です。

 

そのため自宅などでその存在が明らかになったときには駆除をする必要が出てきます。

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また、そうならないためにはしっかりと予防対策をしていくことが大切です。

南京虫の生態

南京虫は別名トコジラミとも呼ばれる吸血性の昆虫であり、その性質や体の小ささからノミやダニの仲間のような認識をされていることも多いです。

しかし実際にはこれらの仲間ではなく、そして名前にあるようなシラミの仲間というよりも捕食性のカメムシに近いとされています。

生物学上トコジラミ科に分類され、この科にもいくつかの種類がいます。その多くは鳥などの動物に寄生していることが多いのに対し、南京虫は人間をメインに吸血してきます。

 

体長は1センチにも満たない数ミリ程度で、幼虫から成虫にかけて性質や形態を変えることはない種族です。

食性も変わらないので、幼虫期からその生命活動の栄養源を吸血によって補っています。

 

他の吸血性の虫と同じく血液が体内から透けて見えるため吸血前後で体色が異なって見えます。

基本的に明るい場所を避けるように生息し、自宅内の色んな隙間に潜んでいることがほとんどです。

翅もなく自力での移動能力に乏しいですが、寄生昆虫らしく人間の輸送物等にくっつくことで行動範囲を広げ、非常に広い場所においてその生存が確認されるに至っています。

発生頻度の高い季節

南京虫は温暖な気候を好み、その主な活動時期は6月から9月ころとされています。

これは南京虫が気温13度以下になると活動が収まり冬眠を始めるとされているためです。

寒さには弱いものの暖房器具を多く使用し気温がそれほど下がらない家の中ではより長い期間活動ができると考えられるでしょう。

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吸血された時の症状とは

南京虫は吸血の際に唾液を体内に注入し、そのことによって強いかゆみが出てきます。

唾液に含まれる物質が人体内でアレルギー反応を起こすことがかゆみの原因なので、過去に噛まれたことがある人にはより強い症状が出るとされています。

 

このかゆみは人によって日常生活に支障をきたすほどの強さになることもあり、その場合治療を要することになります。

しかし深刻な病原菌を媒介することは確認されていないので伝染病などの心配はそれほど必要ないでしょう。

南京虫への対策

一度自宅内で南京虫の生息を確認できてしまうと、ゴキブリなどと同じようにすでに複数体潜んでいると考えなくてはなりません。

そうなってしまったときや、そうならないためにも対策をしなくてはなりません。

南京虫は高温に弱いため、殺虫剤などを使用した王道の駆除方法に加えて加熱による駆除の仕方があります。

スチームクリーナー等を使って熱を加えることや、熱風を吹きかけること、また場所的に可能であれば熱湯をかけるというやり方もあります。

 

基本的に移動をあまりしないので、一匹発見した場所を重点的に攻めると効果的です。

また生息数が多ければ排泄物が目立ち黒っぽくなってくるので、こうした場所に殺虫剤をかけると良いでしょう。

殺虫剤の場合エアゾールタイプのものが有効とされ、燻煙タイプのようなものは非常に小さな隙間の奥に潜んでいる南京虫にまで十分な効果が期待できるとは限らないようです。

南京虫対策はエアゾール剤で行う

上で説明した通りエアゾール剤を直接しっかりと吹きかけて隙間に潜む南京虫に届かせなくてはなりません。

ある実験によると吸血をせずに1年以上もの間飢餓に耐えたという結果や、種類によっては殺虫剤への耐性を付けて駆除が難しくなったものもおり、手軽に駆除ができる虫ではないようです。もしものときにはしっかりと対策を行うようにしましょう。

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