ゴミムシという名前の虫を知っていますか?

実はゴミムシと一言で言っても、その種類は多岐にわたっていて、よく見るとそれぞれ計上が違っているんです。

不快害虫としてひとまとめにされがちなゴミムシですが、その種類と駆除方法について詳しくお話します。

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ゴミムシの特徴と生態

ゴミムシはコウチュウ目オサムシ科に分類される代表的な虫以外の虫をまとめた総称で、ちょっと具体的に言うとオサムシ亜目陸上オサムシ類に属する甲虫のうちオサムシ亜科、セスジムシ科、ハンミョウ類を除いたものの総称。

名前にゴミがつくのはエサとなる小昆虫の多くがゴミ溜めにいるため、その姿をゴミ溜めで見かけることが理由と言われています。

ゴミムシの多くは扁平な体をしており、大顎が発達して咬む口を持っていて、糸状の触覚があるのが特徴。

 

同じ陸上オサムシ類に属するオサムシ類が美しい昆虫として取り上げられる中、ゴミムシは

湿ったところを好んで石の下にワラジムシやミミズと一緒に見かけることが多く、小型で地上を歩き回る昆虫やカタツムリなどの小動物を捕食しますが、新鮮な死肉なども摂食しています。

また、種類によっては植物食の傾向が強いものもあり、植物の種子などを食べます。

 

幼虫は多くは動物質の新鮮なエサで成長することがわかっていますが、中には動物質の餌では成長せずにイネ科の雑草などの種子で成長するものもいます。

中には寄生虫的な幼虫時代を送るゴミムシもいます。

ゴモクムシ類

ゴミムシと呼ばれる昆虫の中のひとつがゴモクムシ類です。

主な種類はオオゴモクムシやキアシクロゴモクムシで、体色は黒色で、種類によっては上翅に微毛を密生するものもいます。

 

オオゴモクムシは北海道から九州まで分布している体長が17~24mm、黒色で上翅は黄色い微毛に覆われ、頭が大きく全体にずんぐりした体型の昆虫です。

発生時期は3~11月。

 

キアシクロゴモクムシは北海道から南西諸島まで生息していて、体長が10~15㎜、黒色で光沢があり触角や脚は赤褐色です。発生時期は4~10月。

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どちらも夜間に活動し、光に誘引されて屋内にも入り込むことがあり、捕まえると蟻酸を主成分とした悪臭を発するのが特徴です。幼虫・成虫とも他の昆虫の幼虫や麦の未熟な種子を摂食します。

ホソクビゴミムシ類

ホソクビゴムシ類に分類されるゴミムシで代表的なものはミイデラゴミムシ。

体長は1.6㎝ほどで北海道から奄美大島まで分布します・

 

成虫の体は黄色で褐色の斑紋があり、翅にも縦の筋が9条入ります。ほとんどのゴミムシ類が黒を基調とする淡色系の体色の中、数少ない派手な色をした大型で目立つ存在です。

攻撃されると敵に向かった大きな音ととても臭い霧状のガスをお尻から噴射するのが特徴で、へっぴり虫などとも呼ばれます。

しかも、このガスは100℃以上にもなり、カエルの口の中にやけどを負わせたり、人間が指でつまんでガスを指に浴びせられると皮膚の色が変色し、悪臭がしばらく残ります。

オサムシ類

オサムシ類はオサムシ亜科に分類される昆虫の総称で、代表的な種類にはマイマイカブリ、アオオサムシ、クロナガオサムシなどがいます。

マイマイカブリは日本特産の固有種で北海道から九州、佐渡、淡路、伊豆諸島などに分布します。体長26~65㎜、細長い独特の形態をしていて、地域によって色彩が異なります。

 

クロオサムシは体長が17~26㎜で銅色~黒色まで地域変異があり、北海道から本州に分布しています。

いずれも強い臭いを発する液体を腹部末端から噴射し、人間の皮膚を変色させ、臭いもしばらく残ります。

ゴミムシの駆除

いずれのゴミムシも素手で触らないようにした方が良いことはお分かりいただけたと思います。

まずはゴミムシが寄り付くような環境を作らないことが大事です。

家屋周辺の雑草は除草して落葉などが溜まっていた場合は綺麗に掃除します。

 

屋内に虫が侵入してくる場合には建物の周りに粒状の不快害虫用の薬剤を帯状に散布し、屋内への侵入口になるようなところには不快害虫用のエアゾールなどを吹き付けておくと良いでしょう。

それでも万が一家の中や周辺に発生してしまった場合は殺虫剤によって駆除するようにします。

 

ゴキブリ捕獲器なども有効ですし、ライトトラップなどを仕掛けて一気に捕殺する方法もあります。

いずれにしても必ずゴム手袋などをして直接ゴム虫に触らないようにすることが重要です。

(ライター ナオ)

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