南京虫とはいわゆるトコジラミのこと。

今回は南京虫に刺された時の症状と対策について詳しくお話しします。

南京虫って?

南京虫はトコジラミといい、吸血性の寄生昆虫です。

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床虫という場合もあります。

シラミと命名されていますが、シラミ目ではなく、カメムシ目トコジラミ科に分類されます。

トコジラミ科に分類される昆虫は全て吸血性ですが、そのほとんどは主に鳥類やコウモリ類を宿主としています。

 

成虫の体長は5~7㎜程度。

不完全変態で幼虫と成虫は大きさ以外はほぼ同じ形をしています。

 

また、成虫も翅を持ちません。

体色は吸血前は薄黄色からやや赤褐色ですが、吸血した後は吸血した血液が透けて見えるので、より濃い茶色になります。

 

成虫の形は卵形で、背腹軸に扁平です。

台湾トコジラミとは形態的によく似ていますが、トコジラミは前胸の縦横比が2.5倍程度であるのに対し、トコジラミは前胸の縦横比が2倍程度と少し細長くなっています。

雄成虫は腹部の末端が雌成虫よりも尖っていて、末端に良く尖った性器を持っています。

 

雌雄共に吸血し、幼虫、成虫に関わらず全生存期間を通じて栄養分を血液に頼るという特徴があります。

成虫に至るまでは5回脱皮を繰り返しますが、脱皮の前には必ず吸血しなければ成長できないということも知られています。

孵化から成虫までは約2~7週間かかります。

 

飢餓に強く、実験室内での実験では18か月間も無吸血で生存したという記録があるほど。

吸血は夜間に行わることが多いですが、厳密には夜行性でなく、暗ければ昼間でも吸血します。

灯を嫌い、壁の割れ目等の隙間に潜んでいて、翅を持たないので自力では長距離を移動することはできません。

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しかし、人間の荷物や家具などに付くことでその分布を拡大してきた昆虫でもあります。

近親交配が不利にならず、日常的におこなわれていたり、ボルバキアという共生細菌がいないと正常な成長や繁殖が行われないことも明らかになっています。

南京虫に刺された時の症状

南京虫は刺すときに唾液を宿主の体内に注入します。

この中にはアレルギー反応を引き起こす物質が含まれており、痒みを生じます。

肌には2つの赤い刺し口の跡が残ると言われますが、実際は1つのことも多いようです。

 

寝ている時に刺され、無意識に掻いてしまい、出血で染まってしまうこともあります。

一度に数か所刺されることも多く、痒みが半端ないこともしばしば。

 

一匹の南京虫が何度も何度も周辺を指すこともあり、刺され跡は集中して残っていることも多いのが特徴です。

痒みは刺された日よりも2日後以降に強く感じることが多く、痒みが1~3週間続くだけでなく、刺し1~2ヶ月間程度消えないこともあります。

 

皮膚科での治療は通常は抗ヒスタミン薬の処方ですが、酷い時にはステロイドになることもあります。

貧血気味の方やアレルギー症状を持っている方は症状が激しく出ることもあるので注意が必要です。

南京虫の駆除方法

虫除けなどが効く虫ではありませんので、駆除すること以外刺されない方法はありません。

まず、卵を見つけたら掃除機で吸引してしまいましょう。吸引した後のゴミパックなどは速やかに破棄。そのまま安心していては、ゴミパックの中で繁殖してしまいます。

 

79℃以上のお湯に5分間つけて洗濯する、もしくは乾燥機で5分以上加熱すると南京虫も卵も死滅してしまいます。

また、ベットなどのマットは眼の細かいカバーで包み、侵入させないように工夫するのも一つの手です。

 

足元に容器型のトラップを仕掛けておびき寄せる方法もあります。

殺虫剤は直接噴射の場合はエアゾールタイプ、残留噴霧なら残抗性、殺虫効果のあるものが向いています。

(ライター ナオ)

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