ヤマカガシを見たことのある人も多いでしょう。

北海道には生息しないヤマカガシですが、幼体はとても特徴的な色をしています。

 

また、眼もクリックりとしていて可愛いと言えば可愛いのですが・・・・・・。

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今回はヤマカガシの特徴と幼体の特徴について詳しくお話していきます。

ヤマカガシの特徴

ヤマカガシは有隣目ナミヘビ科ヤマカガシ属に分類されるヘビです。

有毒特定動物に指定され、日本では本州、四国、九州、佐渡島、隠岐島、壱岐島、五島列島、屋久島、種子島に分布している固有種。

 

北海道や南西諸島、小笠原諸島には分布していません。

ヤマカガシの全長は60~120㎝。

 

頭胴長は55~120㎝ですが、1972年には丹沢山地で全長142㎝で太さが牛乳瓶ほどの個体が捕まったことがあります。

体色は地域変異があり、関東地方の個体群は体側面に赤色と黒色の斑紋が交互に入り、関西地方の個体群には体側面の斑紋が不明瞭なのが特徴です。

 

近畿地方西部から中国地方の個体群では青色の個体も見られます。

頸部背面には黄色の帯がありますが、個体によってはないものもいます。

鱗には強いキールが入っています。

ヤマカガシの毒

ヤマカガシは毒牙を持っています。

毒牙は上顎の奥歯にあり、0.2㎝以下と短く、毒線を圧迫する筋肉がないので一瞬噛まれただけでは毒が注入されないこともあります。

 

毒性は強い血液凝固作用で血管内で微小な血栓形成を引き起こしますが、咬傷直後には局所的な痛みや腫れが起こることはありません。しかし、出血や血栓が原因とされる一時的な頭痛が起こる可能性があり、毒量が多いと重症化する場合もあります。重症例としては脳出血、急性腎不全などが挙げられます。

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半数致死量は5.3マイクログラムでニホンマムシと比べると4分の1程度の毒性ということになります。

頸部皮下にも毒腺があり、頸部を圧迫すると毒が飛び散ります。

 

罫線の毒はエサであるニホンヒキガエルの持つ得を貯蔵して使用していることが明らかになり、ヒキガエルが生息しない金貨さんに生息するヤマカガシはこの頸線の毒を持っていません。

人間とヤマカガシの関係

アオダイショウやシマヘビと共に日本全土でよく見かけるヘビの一種です。

同じ毒蛇であるニホンマムシと比べても生息数は多く、水田などを活動の場とすることで人とのかかわりも深いと言えます。

主な食料はカエルで、日本の水田の発達とともに発展していったと考えられていて、近年の水田減少に伴うカエルの減少で個体数は減少しています。

ヤマカガシの幼体

ヤマカガシの出産は夏で、10~20個ほどの卵を産卵します。

産卵場所は石や落ち葉などの下で、卵が孵化するのは30~50日後で幼蛇は最初は20㎝程度ですが、3年程かけて約1mくらいの大きさまで育ちます。

 

生まれたばかりの時は集団でいることも多く、5匹くらい固まっているのを見ることもあります。

ヤマカガシの幼体は成体に比べると色彩がとても鮮やかです。

 

頸部の背面の黄色の帯が濃く、まるで黄色い首輪をされているかのよう。

これは成長と共に薄まり、くすんでいきます。

体側にオレンジ色の斑点が入るものもいますが、幼体の頃から個体差も大きいので、全身が黒っぽいものもいます。

 

大人しいヘビなので人が近づくと通常は逃げていくのですが、万が一生命の危険を感じれば幼体でも首筋から毒液を出しますので、注意が必要ですし、もちろん毒牙も存在していますから、噛まれれば毒を注入される可能性があります。

 

幼体だからと言って油断しないように!

いかがでしたでしょうか。

 

ヤマカガシの幼体は綺麗ですが、確実に毒蛇です。

綺麗だからと言って、容易に近づいて毒の被害に合わないように注意してください。

(ライター ナオ)

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