近頃、あまりその名を聞かなくなった「南京虫」。

かつては人の血を吸い痒みをもたらす…まるで蚊のように、人々に嫌われていた虫なのです。

 

しかしそれが最近、にわかにニュースなどでも話題になることがありますね。

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そこで今回は南京虫の正体やその被害などについて、まとめていきたいと思います。

南京虫の正体とは?

南京虫は、正式名称を「トコジラミ」と言います。

「シラミ」という名前が付いていますが、じつはシラミではなくカメムシの仲間。

しかし生き物に寄生して吸血して生きるという性質は、シラミそのものですね。

大きさは5㎜前後で、体色は褐色。

 

カメムシの仲間なので、よく見るとカメムシに似ていないことも無い…という感じですね。

ただし翅はないので飛んで移動したりすることはありません。

 

カメムシと違って、臭いにおいを放出することもないです。

そこは一安心。

 

蚊は産卵をするメスだけが吸血しますが、南京虫は性別に関わらず生き物の血液のみを栄養源としています。

明るいところが苦手で、主に夜になると吸血活動を開始。

 

ただ完全な夜行性というわけではないので、薄暗ければ昼間でも活動をすることも。

まさに吸血鬼みたいなやつらですな…。

南京虫の害は?

蚊といいダニといい、吸血する虫たちに刺されるともれなく痒みがオプションで付いてきますね。

南京虫も例外ではありません。

 

南京虫に刺されると、その際に入り込んだ唾液によって強い痒みが生じます。

しかも蚊と違うのは、一箇所刺されて終わりというわけではないということ…。

 

トコジラミは繁殖力が強く爆発的に増殖するので、大抵は体中なん箇所も被害に遭うことが多いです。

しかも刺された跡は1週間以上も残るという厄介さ!

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しかし…蚊には毎年のように刺されるけど、南京虫には一度も遭遇したことがないぞ?と不思議に思っている人もいるかもしれませんね。

 

じつは日本では、ほぼ絶滅したとまで言われるほど、近年そのなりを潜めていたのです。

南京虫はダニほど小さくないので繁殖していたら見つけやすいですし、殺虫剤の進歩などで駆除するのも楽になりました。

 

海外から見れば「潔癖」とも言えるほど綺麗好きな日本人の家では、繁殖がしづらくなったようです。

また、翅がないので移動範囲も広くなく、南京虫のいない快適な生活を手に入れることができた!…はずでした。

再度出現した南京虫の原因は…

それが最近、ニュースなどでもちょこちょこ話題になるように。

その背景には、外国人観光客の増加がありました。

 

海外から衣服や荷物に紛れ込んでやってきた南京虫たちが、彼らが宿泊した旅館やホテルなどに持ち込まれて繁殖。

次に宿泊した人が被害に遭ってしまう…という流れのようです。

しかも殺虫剤に耐性を持った「スーパー南京虫」などというものまで出現。

 

海外からの観光客が増えるのは嬉しいことですが、このような喜ばしくない事態も付随してくるのは、どうにかしなければいけませんね。

中には病原菌を媒介すると言われているものもいますし、旅館やホテルにとっては死活問題です。

また、海外旅行へ行った際に現地の宿泊先で荷物や衣服に紛れ込み、そのまま日本へ持ち帰ってしまうというパターンも。

 

海外旅行から帰ってきたら、やたらと体が痒くなる…という場合は、家で南京虫が繁殖してしまっているかもしれませんよ。

海外旅行の際は、ベッドなど南京虫のいそうなところに直接荷物を置かない、帰国前に衣服は全て洗濯するなどの対策をしましょう。

南京虫についてのまとめ

いくら日本が島国だとは言え、海外との交通網が発達している現在では安心できません。

薬に耐性を持ったスーパー南京虫以上の手ごわいやつが入ってくる可能性だってあります。

普段から丁寧な掃除を心掛けて、南京虫を寄せつけないような部屋にしておきましょう!

(ライター もんぷち)

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