モモイロヤママユの特徴

モモイロヤママユはチョウ目ヤママユガ科に分類される北アフリカ大陸に分布している蛾。

ピンクと黄色という何ともメルヘンチックな配色をした蛾で、全身の毛がフワフワモコモコしています。

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英名もロージーメイプルモスという可愛らしい名前がついています。

そして、成体も何だかメルヘン。

 

メープルシロップを採取するメープルに生息していて体長はオスが3~4㎝、メスが4~5㎝ほど。

メスはフェロモンを出してオスを引き寄せるのだそう。

 

蛾の生態としてはよくある話なのですが、モモイロヤママユがすると、何だかエロティックな感じがするのは不思議。

SNSなどでもとても話題を呼んだ蛾の一種です。

モモイロヤママユガの生態

ピンクヤママユガの幼虫は緑色で縞模様のカエルの虫とも呼ばれるような風貌をしています。

様々な苗木だけでなく、オークの木に生息していることもあります。

 

成虫になってからは口吻がないので、」即時は摂らず、夜行性なので、午後の遅い時間か夕方に交尾をします。

メスは通常、宿主植物の葉の下面に10~30のグループで卵を産み、2週間後に孵化します。

 

蛹になるまでには5回の脱皮を繰り返し、地面に移動して穴を掘り、蛹の状態で越冬します。

通常、寒い北部の地域では単独でいることが多いのですが、暖かい南部の地域では3匹くらいの集団でいる様子も見ることが出来ます。

また、繭を作るために大量の葉を食べることもあり、害虫として扱われる一面も持っています。

モモイロヤママユの属するヤママユガ科の生態

モモイロヤママユの分類されるヤママユガ科は全世界に2300種の記載種が分布すると推測されます。

成虫は大型で、太い体と小さい頭部、羽毛のような鱗粉、ふくらみのある翅を持っているのが特徴。

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口器は退化していて、羽化後は生食の為だけに活動し、飲まず食わずでその生涯を終えます。

オスは触覚が葉脈状に広がり、メスの放つ性フェロモンを検知します。

 

いくつかの種は翅に極彩色や半透明の目玉のように見える紋様があり、多くの種類は翅を広げた時に2.5~15㎝程の大きさになります。

熱帯に生息するアトラスガ類は30㎝に達するものもいます。

 

日本においてヤママユガ科の蛾と言えば、年に複数回発生するのが一般的。

春・夏に孵化した個体はそのまま成長して秋に孵化した個体は幼虫や蛹の状態で越冬します。

 

メスは半透明のやや潰れた丸い卵を1体で200個ほど食草に産み付け、幼虫は4~6回の脱皮を経て終齢幼虫で5~10㎝程に生長します。

一部の種は集団生活を送り、多くの種は単独で生活します。

 

日本産の種をはじめ、大多数は無毒で北米産のポリフェマス・モスやルナ・モスなど一部の種には天敵が近づくと顎を鳴らして威嚇音を発するものがあります。

ほぼ大本食で、草本食はごく一部。

農産物に大被害をもたらす一方でアフリカ南部のモパネワームと言われる蛾のように人の食料として活用される種もあり、アフリカ全土で幼虫を昆虫食の対象としています。

世界の綺麗な蛾の代表

モモイロヤママユは世界の綺麗な蛾として挙げられることが多い蛾です。

しかし、世界には更に美しい蛾も存在していて、そのいくつかを紹介します。

ニシキオオツバメガは世界で最も美しいと言われている蛾です。

 

マダガスカルに生息し、多くの蛾が夜行性の中、昼行性でしかも有毒です。

開翅長は75~90㎜で翅の模様は黒基調に金属光沢を帯びた緑の縦帯が入っています。

 

また、ヒレオナガヤママユは世界一、尾の突起が長いことで知られる有名な蛾。

マダガスカルやマレーシアに生息していて、オスの尾の長さは15㎝もあるというのだから驚きです。

しかも、模様も派手で美しい。メスの尾はもう少し短めだそうです。

(ライター ナオ)

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