蜘蛛は脱皮するといわれていますが、見たことのある方はいますか?

私は蜘蛛が脱皮しているところなんて、見たことがありません。

 

蜘蛛はなぜ脱皮をするのでしょうか?

本当に蜘蛛は脱皮するのでしょうか?

蜘蛛の脱皮について詳しく調べてみたいと思います。

蜘蛛について

「蜘蛛(クモ)」とは、節足動物門鋏角亜門クモ綱クモ目に属する動物です。

蜘蛛は世界で約35000種類います。

日本には1200種類、関東だけでも400種類の蜘蛛がいます。

蜘蛛は糸を出すことで知られています。

 

蜘蛛の糸で作った巣で獲物を捕まえたり、捕食する時に落ちないようにするためなど蜘蛛の糸は蜘蛛が生きていくための武器です。

家に現れる蜘蛛は、ハエやダニなどを食べてくれるので益虫とされています。

 

ですが、蜘蛛の種類によっては毒を持っている毒蜘蛛もいます。

蜘蛛の寿命は種類によって変わります。

短いもので1年、長いもので10年以上生きます。

蜘蛛の体

蜘蛛の体は、頭、お腹、脚の3つに分けることができます。

蜘蛛の頭と胸は一緒になっています。

頭から8本の脚が生えています。

 

顎も目もあります。

蜘蛛の目は8つあり、視力がとてもよいのです。

紫外線や電磁波なども見ることができるのだそうですよ。

お腹

お腹は柔らかくてふっくらしています。

お腹の先に付いている”糸イボ”と呼ばれるところから、糸を出します。

蜘蛛の脚は全部で8本あります。

頭の左右からそれぞれ4本ずつ生えています。

 

蜘蛛の巣を作るタイプの蜘蛛の脚には、かぎ爪があります。

徘徊するタイプの蜘蛛の脚には、吸盤状の毛束がついています。

この吸盤状の毛束のおかげで、壁や天井など、どんなところにもくっ付いて登っていくことができます。

蜘蛛は脱皮するの?

蜘蛛は成長のために脱皮をします!

蜘蛛は私達人間のように骨がありません。

 

その骨の代わりに体が固い殻で覆われています。

この殻のことを「外骨格」といいます。

 

この外骨格は、蜘蛛が成長するにつれて窮屈になり、体の大きさと外骨格のサイズが合わなくなります。

そのときに蜘蛛は脱皮をして、新しい外骨格を作るのです。

 

蜘蛛が脱皮するのは、大きく成長するためです。

蜘蛛は脱皮するとき、腰のあたりから亀裂が入っていき、後ろに出ます。

 

ちなみにエビや蟹、サソリなども蜘蛛と同じように脱皮するんですよ。

敵に襲われたときに脚を失った場合でも、脱皮するときにその失った足は再生できます。

日本で見ることのできる蜘蛛の種類

家で見られる蜘蛛

  • ハエトリグモ(蠅捕蜘蛛)

名前の通り、ハエを食べる蜘蛛です。

  • ジョロウグモ(女郎蜘蛛)

金色の糸をだします。

スズメバチなどの害虫を食べてくれます。

  • アシダカグモ(脚高蜘蛛)

日本最大の大きさの蜘蛛です。

ゴキブリを食べてくれます。

毒蜘蛛

セアカコケグモ(背赤後家蜘蛛)

名前の通り、背中が赤い蜘蛛です。

メスが毒を持っています。

噛まれたところが赤く腫れて、痛みを伴います。

カバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛)

体の色が黄色い蜘蛛です。

日本在来種の蜘蛛のなかで、一番最強な毒をもっています。

クロゴケグモ(黒後家蜘蛛)

別名「ブラックウィドウ」と呼ばれる真っ黒な蜘蛛です。

この蜘蛛に噛まれて死ぬことはありませんが、痛みや発汗、痙攣などの症状が現れます。

蜘蛛の脱皮についてのまとめ

蜘蛛の脱皮について、蜘蛛の生態と共に調べてみましたが、いかがでしたでしょうか?

蜘蛛は脱皮します!

 

蜘蛛は脱皮を繰り返しながら、成虫になる為に大きく成長していきます。

蜘蛛の脱皮については、失った脚を再生するメカニズムなどもあるので、調べていくとまだまだ奥が深そうです。

(ライター 雲呑)