よく晴れた日に公園などで気持ちよく散策していると、突然ブーンという羽音をたててハチが現れるとギョッとしますよね。

ハチのなかでも恐ろしいのはスズメバチですが、そのスズメバチによく間違われるのがアシナガバチ。

 

なかでもセグロアシナガバチはミツバチなどより大型なので、スズメバチではないかと間違われがちです。

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セグロアシナガバチの危険性を探ります。

アシナガバチの種類

アシナガバチはスズメバチ科に属しており、日本に生息するアシナガバチは11種です。スズメバチよりもすらりとした細身の体型で、飛んでいるときに見える長めの脚が特徴的です。日本のアシナガバチのなかでも被害が多く報告されているのは、セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、フタモンアシナガバチです。

 

ここでは、もっとも大型のセグロアシナガバチを中心にみていきます。

セグロアシナガバチの性格

セグロアシナガバチの体長は21~26mm、日本では最大級のアシナガバチで、北海道以外の全国で見られます。

セグロアシナガバチなどのアシナガバチは、スズメバチの仲間なので、もちろん刺されたら痛いし、ハチの毒にアレルギーのある人などは、アナフィラキシーショックをおこし危険な状態に陥ることもあります。

 

ただ、アシナガバチ全般は、スズメバチに比べて性格はおとなしく、攻撃性はあまり強くありません。うっかりして気づかずにハチに近づいたり触ったりしてしまった場合、うっかり巣のそばに寄ったり刺激を加えてしまったりした場合は反撃してくるので、やはり注意が必要です。

 

8~9月など働きバチの活動が活発になる時期や、10~11月ごろ冬越しの準備をするため女王バチが巣をはなれて、干してある洗濯物や布団などに紛れこんだりする時期には、特に注意しましょう。

セグロアシナガバチの一生

■4~5月:セグロアシナガバチの女王バチは越冬から目覚めると、1匹で巣作りを開始します。

するどいアゴで木などを噛み砕きドロドロの繊維のかたまりにし、さらに唾液を加えて丈夫で強い巣の材料にします。

それを使って六角形の部屋ひとつひとつをコツコツとつくり続けます。

そしてそのなかに働きバチとなるメスのハチの卵を産み孵化すると、今度はその幼虫を育てるために、女王バチはやはり1匹でエサとなる芋虫などをせっせと捕まえます。

 

■8~9月:働きバチが次々と羽化し活発に動き始めます。

人への被害も多くなる時期です。

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■9月末~10月:営巣活動は終了を迎えます。

新女王になるメスやオスバチが誕生し、新女王とオスバチが交尾します。

交尾が終わるとオスバチは死んでしまいます。

 

■11月初中旬:時期女王バチを残し、すべてのハチは死んでしまいます。

巣もスズメバチのように翌年再利用することはありません。

新女王となるメスバチは気温の低下とともに、石垣の隙間や木の割れ目などにもぐりこみ1匹だけで越冬します。

 

■春:やがて春を迎えると、冬眠中に使い果たしたエネルギーを補充するために花の蜜をなめて元気を回復し、巣作りを始めます。

セグロアシナガバチはメス社会

こうしてみてみると、セグロアシナガバチなどアシナガバチはメス社会です。まず女王バチが1匹で巣作りをし働きバチを育てます。

その働きバチもメス。オスは次世代につなげるための交尾をするだけで一切働かないという社会。

働かないですむことはいいのでしょうが、交尾だけで何もしないで死んでしまうという社会、どうなんでしょうねえ。

スズメバチとセグロアシナガバチの見分け方

スズメバチと大型アシナガバチのセグロアシナガバチは間違いやすいのですが、違いを見てみましょう。

まず、見た目は、セグロアシナガバチ大きさは最大26mmになりますが、スズメバチよりもスマートで脚が長く見えます。

動きを見てみると、セグロアシナガバチは小回りが下手で俊敏さに欠けます。

 

巣は、スズメバチの巣には外殻があり、模様のついた丸いボールのような大きな巣になりますが、セグロアシナガバチの巣は最大でも15cmぐらいのお椀を伏せたような形で、六角形の部屋のひとつひとつがはっきりわかります。

セグロアシナガバチなどハチに刺されないようにするためには?

まずは、ハチが興奮するような濃い色の服装は避けてください。髪の毛や持ち物にも注意です。

次に、ヘアースプレーや香水などはつけないように。

花などの匂いと間違えてハチが興奮してしまう恐れがあります。

 

もし、ハチが周囲にまとわりつくように飛んでいたら、できるだけ静かにその場を離れてください。

手で払ったりすると攻撃されたとみなされハチに反撃をくらいます。

まとめ

セグロアシナガバチは、スズメバチに比べておとなしく、しかも毛虫や芋虫を捕まえてくれる益虫であるともいえます。

けれどもやはりスズメバチ科の仲間なので、刺されたら危険です。

むやみに怖がることはありませんが、ハチに出会ったら刺激を与えないように、巣には近づかないように注意しましょう。

(ライター sensyu-k)

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