ブンブンと凄まじい羽音を立てて飛ぶ大きなハチと言えば?

答えは「クマバチ」もしくは「スズメバチ」。

 

どちらも大きくて危ない印象がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

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飛んでくるハチをまじまじと見ることはほとんどないと思うので、違いを知らない人も多いかと思います。

そこで今回は、クマバチとスズメバチの違いについて、詳しく見ていきましょう。

クマバチとスズメバチの見分け方

じつはクマバチとスズメバチ、似ているのは大きさや羽音だけで、よく見ると全然違った姿をしているんです。

まず、スズメバチはスズメバチ科特有のスリムな体をしており、腹部はオレンジや黄色と黒のストライプ模様。

頭部も同様にオレンジまたは黄色で、鋭くとがった顎を持っています。

それに対してクマバチはミツバチ科なので、ミツバチに似たずんぐりと丸々した体型で、胸部はふさふさとした黄色い毛で覆われているのが特徴です。

翅は体に対してやや小さく、頭部と腹部は黒。

 

静止しているところを見ると、両者の違いは一目瞭然ですね。

スズメバチはどこからどう見ても「凶悪」という感じですが、クマバチは何だかちょっと癒し系。

 

あんなに大きくさえなければ、可愛いと感じる人も多いのではないでしょうか。

翅が小さすぎるため、構造的には飛べるはずがない体型だと言われており、「クマバチは飛べると信じているから飛べるのだ」などという説が唱えられたりもしたそうです。

こういった逸話を聞くと、よりクマバチが可愛らしく思えてくるから不思議…。

クマバチとスズメバチの違い

見た目以外にも、クマバチとスズメバチにはたくさんの違いがあります。

食性

クマバチはミツバチと同じく「ハナバチ」と呼ばれる種であり、その名の通り花の花粉や蜜を餌とする平和主義者。

ひたすら花から花へと花粉や蜜を求めて飛び回ります。

 

それに対してスズメバチは、肉食で他の昆虫や別種のスズメバチすら襲うハンターです。

場合によっては花粉や蜜を栄養源とすることもあるようですが、基本的には肉食。

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性格

スズメバチはとても獰猛で好戦的な性格をしており、巣の付近に近づいただけで攻撃を仕掛けてくることもあるほど。

しかしクマバチはとても温厚な性格で、自ら攻撃を仕掛けることはまずありません。

 

そもそも、まず人間に関心を示すことがほとんどないそうです。

ただし、オスのクマバチはメスを探すために、近づくものは何でも追いかけてメスかどうかを確認する習性があります。

そのため、攻撃目的ではなくても人間を追いかけたり近づいたりしてくることがあるんだとか。

 

羽音にびっくりして危険を感じるかもしれませんが、オスには針がないので刺すこともありません。

安心して追いかけ回されてください。

危険性

スズメバチは攻撃的な性格に加え集団で襲って来ることもあり、大変危険です。

また、毒性が強く刺された際の症状も強いですし、2度目以降はアナフィラキシーショックを起こして命を落とすことも。

 

一方クマバチは滅多に人を刺さない上に、毒性もさほど強くありません。

刺された瞬間の痛みはありますが、その後重症化することはほとんどないようです。

 

群れを作らず単独行動をするので、集団で襲われるということもありません。

大きさや羽音に反して、あまり危険ではないハチなのです。

ただし、場合によってはアナフィラキシーショックを起こす可能性もゼロではないので、用心はしておきましょう。

スズメバチは大きな球状の巣を作り、集団で子育てを行います。

家の軒下や屋根裏などに営巣することもあるので、見つけ次第駆除しましょう。

 

それに対してクマバチは、枯れ木などに穴を開けて卵を産み付け、単独で子育てを行います。

ただし、クマバチ自体の危険性は限りなく低いですが、時には家の柱や梁など木造部分に巣を作ってしまうことも…。

そうなると家の強度が下がってしまう可能性があるので、そういった場合には駆除が必要です。

クマバチとスズメバチについてのまとめ

クマバチは大きさと羽音でかなり誤解されていますが、スズメバチとは全く違った性質のハチです。

ここで知ったことを頭に入れておけば、今後クマバチがブンブン近づいてきても、怖がることはなくなるでしょう。

ただしきちんとスズメバチではないことを確認してくださいね。

もしもスズメバチだったら、一目散に退散です!

(ライター もんぷち)

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