皆さんは女郎蜘蛛(ジョロウグモ)を知っていますか?

江戸時代には「宿直草」や「太平百物語」などで妖怪として登場しています。

 

画図百鬼夜行では、火を吹く子グモたちを操る蜘蛛女の姿で描かれていますね。

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さて今回はそんな女郎蜘蛛の生態や寿命について詳しく紹介していきたいと思います!

女郎蜘蛛ってどんなクモ?~女郎蜘蛛の生態~

まず名前の由来からですが、ジョロウグモのジョロウは源氏物語などに出てくる身分の高い高貴な人を表す「上臈(じょうろう)」に由来しているそうです。

女郎蜘蛛の雅やかく艶やかな所から、ジョロウグモと名付けられたそうです。

女郎蜘蛛の生態は、クモ目ジョロウグモ科ジョロウグモ属に属するクモです。

生息域は北海道を除いた全国各地で見る事が出来ますが、主に本州・四国・九州・南西諸島などでよく見られます。

 

女郎蜘蛛は庭先や雑木林などに出現する事が多いです。

体長はメスは17mm~30mmで、オスは6mm~13mmとメスの方が体格が良いのが特徴です。

 

形はオスメス同じで、腹部は幅の狭い楕円形をしていて、足は細長いです。

オスメスの簡単な見分け方としましては、成虫になったメスにだけ腹部に黄色と緑青色の横縞模様があり、腹部の下の方に鮮紅色の紋があるのが特徴です。

 

エサにしているものは主に昆虫類で、大型のものだとセミやスズメバチなども捕食します。

女郎蜘蛛は視力が良く無い為、巣に引っ掛かった獲物から伝わる振動を合図に獲物に近づき捕食するそうです。

 

基本的に女郎蜘蛛は中央にとどまっている事が多く、網が破損したり、獲物が掛かったときだけ動くんだそうです。

一度巣作りを始めると死ぬまでずっと巣を補強しながらそこで生活するんだとか。

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ちなみに女郎蜘蛛の天敵は、昆虫類・爬虫類・両生類・鳥類です。

それなりに威嚇はするものの、スズメやカラスやスズメバチなどには勝てません。

 

自然界の厳しさを感じますね。

女郎蜘蛛の繁殖期は9月~10月で、繁殖期に入るころにはすでにメスは8回、オスは7回の脱皮を済ませています。

 

交尾をするタイミングは、メスが食事を終えてからか、メスが脱皮した直後に行われるそうです。

交尾の際にオスが上手くタイミングを計らないと、メスに食べられてしまう事もあるんだとか…。

 

冬の間卵は越冬出来ますが、成虫は出来ない為死んでしまいます。

しかし、春先頃になるとまた新しい命が生まれてきます。

女郎蜘蛛はどれくらい生きる?~女郎蜘蛛の雑学~

上記にも書いた通り女郎蜘蛛の成虫は超冬出来ないので、大体一年くらいしか生きることが出来ません。

ただオスに関しては交尾の際にメスに食べられてしまう可能性もあるので、一年持たないものもいます。

 

しかし、飼育されている女郎蜘蛛は野生にくらべるともう少し長生きするかも知れませんね。

余談になりますが、女郎蜘蛛は害虫駆除などの役目も果たしてくれるので益虫としても活躍しています。

 

そんな女郎蜘蛛ですが少しだけ毒を持っているようです。

網に引っ掛かった獲物を麻痺させる毒素なので、人間がもし刺されても特に大きな害は無いので安心して下さいね!

 

もし庭先や玄関先に女郎蜘蛛の網が張られていたら少し邪魔だと思うかも知れませんが

害虫が寄ってこない為にも残しておいている方が良いでしょう。

女郎蜘蛛についてのまとめ

今回は女郎蜘蛛について紹介しましたが如何でしたでしょうか?

この記事を見て初めて知った方も多いのではないでしょうか?

 

見た目が結構厳ついので警戒してしまいますが、人間に対しては無害なのでご安心を。

まだまだ調べれば面白い生態が発見できると思うので、興味がある方は是非調べてみて下さいね。

ライターMISAKI

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