夏の風物詩 カブトムシ

もうすぐ暑い夏がやって来ますね。

夏の風物詩といえば色々ありますが、管理人にとってはやはりカブトムシです。

管理人はその昔・・・もう15年位前になるでしょうか、世界のカブトムシクワガタをたくさん飼育していました。

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都心ではカブトムシが採集できる場所がめっきり減ってしまいましたが、それでもクヌギやコナラが中心の小規模な雑木林が多少なりとも残っていればまだまだ採集が可能な場所は多いようです。

本格的な夏を迎える前に今日はカブトムシ飼育方法について紹介します。

誰でも簡単に飼育できるカブトムシ

日本のカブトムシは言うまでもなく日本の気候に適応していますので、特別な工夫や私設がなくても誰でも簡単に飼育する事ができる比較的生命力が強い昆虫です。

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まず最初にカブトムシを飼育するのに必要な事は、カブトムシを手に入れる事ですが、それを語り出すと取り留めも無く長い記事になってしまいますので、それはまたの機会に紹介するとして今回は飼育方法についてだけ説明します。

Amazonや楽天市場でも夏には普通に売っています。

カブトムシを飼うのに必要なもの

繁殖を前提としない観察が目的の飼育であれば、プラケースに昆虫マットを敷いて止まり木をセットするだけで大丈夫です。

繁殖目的でなければそこいら辺の土や落ち葉などをプラケースに敷き詰めるだけでも問題はないのですが、妙な虫や保湿性を考慮すると市販の昆虫マットを購入した方が後々後悔しないで済むと思います。

おすすめのケースですがカブトムシ飼育していると、餌を常にケースの中に入れておかなければならないので環境によってはコバエが大量に発生します。

家の中がコバエだらけになって家族の顰蹙を買いたくなければ「コバエシャッター」というコバエを通さない小さい通気穴が開いたケースを選びましょう。

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これだけあれば問題なくカブトムシを飼育することが出来ます。

カブトムシの餌

野生のカブトムシは樹液を主な餌としていますが、樹液の主な成分は糖とアルコールと酢です。

この臭いに誘われて樹液に群がってくるのですが、繁殖を考慮しないのであれば糖分、つまり炭水化物さえ与えていれば大丈夫です。

バナナなどの糖分が多い果物を与えるのが手軽だと思いますが、果物の場合はケースの中で発酵してしまいますので、マメに餌を交換するなら良いのですが、そうでなければ衛生上好ましくないと思います。

家族を敵に回したくなければおすすめしません。

もっともお手軽なのが、市販の昆虫ゼリーです。

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これなら発酵して変な臭いが漂う事もありません。

カブトムシを飼育するために注意しなければならない事

比較的環境適応能力の高い日本のカブトムシですが、2つだけ致命的なダメージを与える行為があります。

直射日光に当てない

他の生き物を飼う上でも同じですが、直射日光に当てるのは止めましょう。

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カブトムシは暑い夏に羽化して活動する為に暑さには強いというイメージがありますが、実は暑さは苦手です。

あまりにも気温が高い日には彼らは土にもぐって気温が下がる夜間に活動しています。

外国産のカブトムシに比べれば、まだ暑さへの耐性は強い方ですが、長時間高温にさらすと死にますので直射日光が当たる場所やエアコンをつけない真夏の部屋の中は危険です。

25~26度位が最適な温度ですのでクーラーのついた部屋なら問題ありませんが、35度位まで気温が上昇するような場所にケースは置かない方が良いでしょう。

乾燥させない

気温と同様に重要なのが湿度です。

人間でも動物でも同じですが、水分を与えなければ生物は生きていけません。

昆虫マットを霧吹きで適度に湿らせた上で、定期的に霧吹きで水分を補給してあげましょう。

ただし、あまりにも水分が多すぎると今度は蒸れの原因になりますし、ケースが蒸れるとカブトムシの体にも良くないだけでなく、ケースの周りがくもって外から観察する事が出来なくなります。

蒸れない程度に水分を補給してあげて下さい。

この2点だけ注意してあげれば、カブトムシとの良い夏を過ごすことができるでしょう。

カブトムシの繁殖をさせるには?

カブトムシは簡単に繁殖させる事が出来るのですが、一つだけ押さえておきたいポイントがあります。

それはマットの深さです。

カブトムシのメスは地中にもぐって卵を産みますので、少なくとも20~30センチくらいのマットの深さが必要です。

それに合わせて高さのあるプラケースが必要になるのですが、このようなコバエ防止シート付きの深底ケースも販売されています。

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マットも幼虫の成長を考えて栄養分の多いものを選びましょう。

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カブトムシの幼虫は自然界では落ち葉が微生物によって分解された土を食べて成長します。

落ち葉のままではカブトムシの幼虫が消化できない成分も、微生物が分解する事で幼虫の食料として適した土になります。

発酵マットとはクヌギなどの広葉樹の生木を粉砕して粉にしたものに小麦粉やイースト酵母などを加えて微生物の力で発酵させてたんぱく質を補充すると共に、幼虫が消化しやすい状態に変化させたものです。

ホームセンターの腐葉土でも飼育は可能ですが、農薬や妙なキモい虫が混入している可能性が大きいので、やはり発酵マットの購入をおすすめします。

電子レンジでチンする強者もいますが、そんな事をすれば家族から総スカンを食らう事うけ合いです。

家庭を崩壊させたくなければ素直に発酵マットを買いましょう。

繁殖目的ならマットの水分はやや多めで良いのですが、水分が多すぎても水が腐りますのでぐちょぐちょにならないように、ぎゅっと手で握り締めて水分が出るか出ないか程度の湿度を目安にします。

カブトムシの幼虫の飼育

カブトムシの幼虫は晩夏から初秋に孵化し、物凄い勢いで発酵マットを食べて冬が来る前に成長します。

冬の間は気温が低くても死ぬ事はありませんが、休眠状態となり餌もあまり食べなくなります。

晩夏から秋の間はかなり発酵マットを消費しますので、マットの状態を見て糞が多ければマットを交換する必要があります。

こちらの動画のように豆粒のような糞を除去しても良いのですが、面倒臭ければ古いマットは捨てて新しいマットに入れ替えても良いでしょう。

因みに私は古いマットは全て肥料として再利用していました。

幼虫の飼育で注意しなければならないのは、やはり湿度です。

機密性の高い容器であればさほど気にする必要はありませんが、完全に密閉状態だと酸欠で死亡しますので、乾燥し過ぎない程度の空気穴は必要ですし、乾燥し過ぎた場合は水分を補給しましょう。

蛹化と羽化の時期は触らない

カブトムシの幼虫は5月下旬から~6月に掛けて一斉に蛹になります。

蛹になる前の幼虫は「前蛹」と呼ばれる状態になり、体が黄色くなって動きが鈍ります。

ここから蛹になり羽化するまでの間は体の組織をまるっきり壊して再編成するという一大イベントが待ち受けています。

この時期に不用意に触ってしまうと、角が曲がったり最悪の場合は死んでしまいますので、幼虫が黄色くなったらそっとしておいてあげて下さい。

カブトムシの蛹化

蛹の期間をおよそ1ヵ月過ごしたカブトムシは、成虫となって梅雨が明ける頃に地中から這い出してきます。

昆虫の神秘の世界です。

この夏、カブトムシ飼育してみませんか?

自分で採集したいのであれば、クヌギやコナラの木が茂っている雑木林で樹液が染み出ている木を見つければ、夜にはかなりの高確率でカブトムシに出会えると思います。

 

(ライター まるお)

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