綺麗な黄金色をした甲虫、カナブン。

カナブンを飼育したことがあるでしょうか?もしかしたら、カブトムシと間違えて成虫まで育てたという方もいるかもしれません。

今回はカナブンについてのお話しです。

スポンサーリンク

カナブンの特徴

カナブンはコウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科に属する昆虫で、やや大型のハナムグリの一種です。

日本では本州、四国、九州の他佐渡島、伊豆諸島など低地から山地まで全般的に生息しています。

ハナムグリの中では大型で、頭部は四角く、背面が平らになった形をしています。

全身が緑褐色のものと銅褐色のものが良く見られ、飛行能力がとても優れています。

前翅を閉じたまま後翅を羽ばたいて飛び、足場がなくても離陸できます。

カナブンの食べ物

カナブンの幼虫はクズ群落などのかんそうした環境に生息し、腐植物を食べて育っています。

成虫になると、腐食した果実やクヌギ、コナラ、アキニレ、シラカシ、ヤナギ、アカメガシワなどの広葉樹の樹液をエサにしてこれらの樹上を主たる生活の場にしています。

 

生育するときに樹液を当たるのは難しいので、その場合は昆虫ゼリーなどで代用します。

幼虫を飼育するときには乾燥した環境を心がけないと、前蛹での死亡率が高くなってしまうので、注意が必要です。

カナブンの近縁種

・アオカナブンは緑色型のカナブンよりも金属の光沢が強く、彩度が高い種類です。

体型は細長く、後ろ脚の左右の基節が互いに接していて、相対的に冷涼な環境を好み、山地性の傾向を持っています。

気温が高いと産卵せず、大都市近郊での激減の大きな原因となっています。

 

・クロカナブンは体色は完全な黒色であり、光沢は強いのが特徴です。

繁殖速度が遅く、生息域の変更の必要が生じても速やかに移動することが困難だと言われています。

21世紀に入り激減して珍品化しています。

スポンサーリンク

 

・サキシマアオカナブンは石垣島と西表島に分布しています。

山地性で湿度の高い土壌に見られますが、幼虫期間が長く、羽化までに3年以上かかるのが特徴です。

 

・チャイロカナブンは先島諸島に分布し、島ごとに4亜種に分類されています。

コガネムシとカナブンの違い

2つは微妙にいくつかの点が違っています。

 

まずは幼虫。

色はカナブンの方が白みを帯びています。

 

大きさはだいたい同じくらいですが、はっきりと区別をつけられるのは歩き方です。

カナブンの幼虫は上手く歩けません。

 

ひっくり返ったまま歩く背面走行というのをするのが特徴的です。

一方コガネムシの幼虫の方はスタスタと歩くことができます。

成虫になってからの見分け方の一つ目は形です。

 

カナブンの方が全体のサイズも若干大きく、頭部と羽の付け根の部分が大き目の三角型をしています。

一方のコガネムシの方は同じ部分のパーツが小さくて丸いのが特徴です。2種類を並べてみるとその違いは一目瞭然です。

 

また、飛び方を見てもわかります。

カナブンは前の羽を閉じて後ろ羽を隙間から出して飛びますが、コガネムシは前の羽を開いたまま後ろ羽を使って飛びます。

 

色合いも微妙に違っていて、カナブンはメタリックブラウンに若干グリーンのかかったものが多いですが、コガネムシは鮮やかなメタリックグリーンがメインになっていることが多いようです。

 

これらの全てをよく観察すれば、カナブンとコガネムシの違いは明らかです!

ちなみに、コガネムシは家庭で育てる植物たちに悪さをすることもしばしばあるので、注意が必要です。

 

先にも述べましたが、特にマメ科の植物には注意が必要です。彼らの大好物ですから。

大事に育てようとしているバラなどにも注する必要があります。

 

庭に直接植えた場合にはそれほどの被害はありませんが、植木鉢やプランターに植えた植物の土に卵が産みつけられていた場合はその植物が枯れることもあります!幼虫を見つけたらすぐさま退治することをお勧めします!

(ライター ナオ)

スポンサーリンク