シクラメンは冬が近づいてくると、鉢植えをよく見かける花です。

室内向きのごく一般的なシクラメンのお手入れ法に関する話です。

シクラメンについて

シクラメンはサクラソウ科シクラメン属の花の総称です。

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赤系の花色が多く、花は直立しています。

学名はcyclamen、和名ではカガリヒバナ、ブタノマンジュウなどと言われています。

ブタのマンジュウというのはシクラメンの球根の形の事です。

 

球根を持つ植物及び花には幾つか種類があります。

ユリ科の場合は鱗茎(リンケイ)と呼ばれるように、鱗のようなものに包まれた球根の形をしています。

 

シクラメンの球根は根茎(コンケイ)です。

休眠時に球根に栄養をためておき、また開花する球根の事です。

植物にとって、花を咲かせるという事は実は大きな負担がかかるでも事もあります。

カガリバナというのは、そのまま「かがり火」の意でシクラメンの花の咲く様子を表しています。

 

シクラメンの花の咲く様は炎や火のようにも見えますね。篝火はいろいろな意味に使われやすい言葉でもあります。

シクラメンはもともと地中海地方などに自生しています。雨季に開花し、乾季に休眠します。

園芸用に改良されているとはいえ日本の気候と逆です。

シクラメンのとても簡単な年間スケジュール

開花時期

9月~3月

水は冷たすぎないものにします。

しおれた花や葉は抜きます。

開花時期が終わったら、根茎にかからないように肥料をあげても良いです。

休眠時期

7月~8月

休眠時には地上部には何もなくなります。

また、休眠させない事も可能です。

シクラメンの育て方

室内で育てる場合のシクラメンは多くの場合、鉢の一番下のところに水を入れる箇所が付いていると思います。

水をあげる時はその箇所に水を足します。

 

最初は水を注ぎにくいかも知れませんが、先の細い如雨露などであげれば特に問題はありません。

これは底面吸水といわれています。

冬場の水分不足を防ぐ為にあるようですが不衛生になると良くないので、例えば妙な苔などが付かないように気を付けてください。

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開花時期は冬から春先です。

多くの場合、冬の前あたりに開花した状態のシクラメンの鉢植えを買ってくる、という事になると思います。

 

室内に入れて暖房などをつける時期になると、放って置くと花はしおれ、葉がぐったりすると思います。

20度以上はシクラメンにとって暑すぎます。

 

夏は休眠する為、気温が高くなってくると休眠体制に入ろうとしてしまいます。

シクラメンは暑すぎても寒すぎても良くない、温室育ちの令嬢のような花です。

室内の場合、窓際に置いてみるなど、月日が経ち陽の当たり方が変わったらこまめに置き場所を変えてみます。

 

現在出回っているシクラメンの多くは、欧州の寒い地方で品種改良されたものです。

その為夏の暑さには弱く、霜が降りるような気温は苦手ですが寒さには比較的強いです。

その為シクラメンは、日本の夏をうまく乗り越えればなんとかなります。

シクラメンの夏について

シクラメンの夏は過酷です。休眠する時とさせない方法があります。

休眠させない方法は、6月以降は肥料を与えずとにかく日陰に置き9月頃には植え替えをするという事です。

 

シクラメンの植え替えには新しい土を用意します。

シクラメン専用の土もあります。

 

反対に休眠させる事もあります。

シクラメンは休眠状態になると徐々に葉が弱ったように見え、葉を落としていきます。

葉はとってください。

 

シクラメンの花もそうですが、葉もちょっと引っ張れば容易に抜けます。

生育環境にもよりますが、20度を超え始めるとおおむねそういう状況になります。

夏は地上部に全く何もない状態になります。これが休眠です。

 

休眠をしないという事はシクラメンにとって不自然な状況なので、毎年してしまえば自動的に根茎が弱りやすい傾向になります。

肥料は冬の時期に様子をみながら適切にあげますが、あくまで補助的なものです。

植物本体が弱ると何をどうしても駄目なことが多いですから、そのあたりは空気を読みましょう。

 

また、高温で土の状態が悪化してドロドロになった場合、ドロドロ部分を取り去り必要であれば新しい土を足して水やりの時に根っこの様な部分をよく洗ってください。

シクラメンは根茎の下からも根をはるので、その部分が弱ると全体が弱ります。

シクラメンについて

シクラメンの場合、ごく普通の鉢よりも底面給水部分が付いている場合の方がお手入れは楽かと思います。

シクラメンは主に水分調節と温度管理のために育てるのがやや難しいともいわれます。

 

シクラメンの原産地である地中海地方の気候は年間通して温度変化が少なく、降雨量も比較的少なめです。

地域によっては難しい面もあるかも知れませんができるだけそのような環境に近づけるようにお手入れをすると、うまくいくのではないかと思います。

(ライター:おもち)

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