カラーという名前の花をご存知でしょうか?

品のある白色の花はインパクト大。

今回はそんなカラーについて詳しくお話していきます。

カラーの特徴

カラーは、サトイモ科オランダカイウ属に分類される南アフリカに中心的に分布する植物で、オランダカイウともいわれています。

日本へは江戸時代に渡来したと言われ、現在では野生化も進んでいます。

エチオピアではリリー・オブ・ザ・ナイルとも呼ばれていて、国花にもなっています。

草丈は30~100㎝ほどで、南アフリカには8種類が分布している球根植物です。

葉は楕円形で矢じり型やハート型で、多くは白い斑点が入ります。

カラーの花

主な開花期は6~7月で、すらっと伸びた茎の先端に花を咲かせます。

紙をくるりと蒔いたような漏斗状の花が特徴的です。

この部分は苞と呼ばれる葉が変化していたもので、本当の花の本体は中心にある棒状の部分。

苞の色は白で、ピンク、オレンジ、黄色、紫などがあります。

花の後には果皮が肉厚で液汁の多い液果と言われる実がなります。

 

フラワーアレンジメントやブーケとして利用されることも多く、カラーの名前はギリシャ語のカロス=美しいというところからきていて、カトリックの尼僧の白い衿に似ているところから付けられたと言われています。

カラーの栽培方法

カラーは日当たりと風邪通りの良い開けたところが適しています。

大きく育つので、ある程度のスペースを確保しておき場所を決めたいところ。

 

湿り気のある花壇や畑地でも育ちますが、半日陰や乾燥しやすい所では花付きが悪くなります。

一年を通して葉が茂っていて、春と秋には生長し、休眠期はありません。

 

夏の高温期や冬の低温時期には生育が止まり、休眠状態になることもあり、地中の球根が凍結しないようにすることが重要です。

鉢植え栽培の場合は受け皿に水をためて腰水栽培すると良く、水を切らしてしまうと花が咲きにくくなります。

 

夏は日陰へ移動させ、水温が上がるような腰水にせずに水はけを良くしておきます。

肥料は庭植えや水辺ではほとんど不要で、鉢植えは春の成長初期に液体肥料を少量施すようにします。

 

高温期に肥料分が残っていると球根が腐りやすいので注意しましょう。

病害虫では軟腐病と疫病が心配です。

 

開花中に花の中に潜りこんで食害コガネムシにも注意が必要。

土は有機質や肥料分の少ない土を使います。鹿沼土の単用も可能。

 

芽数が増え、混んでくると花立ちが悪くなります。

1~2年ごとに株分けをして植え直しをし、6号鉢に1~3芽が目安になります。

 

作業の適期は生長が始まる直前の早春。

カラーを増やしたい時には種を蒔いて育てることも出来ますが、通常は株分けで増やします。

 

ほぼ周年可能ですが、春に行うと確実に増やせます。

葉は半分以下に切り詰めて、球根の切り口には石灰などを塗っておくと腐りにくくなります。

 

芽かきや葉かきをして込みすぎないようにしながらバランスよく育てます。

花の終わった花茎や古く枯れかけた葉はそのつど抜き取るようにしましょう。

カラーの種類

カラーは白ばかりでなく、黄色やオレンジ、ピンクなど様々な色が100種類を超える品種で展開されています。

その中のいくつかをご紹介します。

 

ピカソは最近人気の品種で苞の中央部分が紫色で周りが白色をしたツートンカラーです。

花立も良く、原産はオランダです。

 

ホットチョコレートといわれる種類はエンジ色をしたシックな花で、大型で花持ちも良く、冬ならば何か月でも楽しめる高級感のある種類です。

1本1000円ほどで販売されていることもあり、全国的にも数が少なく、珍しい品種です。

 

ワインレッドで人気の品種はマジェスティックレッドという種類です。

栽培は難しく、質の良いものは高値で取引され、ブライダルにもよく使われます。

カラーの花言葉

カラーの花言葉は「乙女のしとやかさ」「華麗なる美」「清浄」「清純」などです。

「清浄」は純白のウェディングドレスの裾を思わせることから、「華麗なる美」や「乙女のしとやかさh」はギリシャ語のカラー=美しいというところからきていると言われています。

(ライター ナオ)