サルは一般的に知能の高い動物とされていますが、その一種であるボノボの知能はどれくらいなのでしょうか。

ボノボの生態

ボノボとはヒト科チンパンジー属に分類される動物のことです。

ヒトと同じくサル目の霊長類の一種であり人間に近い生物としても有名です。

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野生のボノボは熱帯雨林に生息しており、コンゴ民主共和国が野生のボノボの主な生息地として知られています。

人間に近いサルにはチンパンジーが最も有名ですが、ボノボはチンパンジーと比較するとやや体が小さく線も細いです。

 

具体的な平均体長はオスで80㎝前後、メスはそれより少し小さめの70㎝超で、体重は30から40キログラムほどです。

食性は雑食で植物や昆虫、小型の哺乳類も捕食対象となります。

樹の上で過ごす時間が長く、夜間には寝床を作り木の上で休みます。

また、ボノボの注目すべき特徴に、その温和な性格があります。

 

人間を含む知能の高い動物は食事に際する狩り以外に争うことが多く、同種間での喧嘩が多いです。

しかしボノボに関してはこうした争いがほとんど確認されておらず平和な暮らしをする動物と考えられています。

ボノボの知能

霊長類は他の動物と比べて知能の高いものが多いですが、ボノボの場合はどうなのでしょうか。

実は海外でボノボの知能に関する実験が行われたことがあり、驚くべき結果も得られているのです。

 

一つは人間の声に対して言葉を理解することができるかどうか、もう一つは道具の使い方を理解できるのかといったことが調査されました。

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具体的には、ボノボに英語の教育を行ったのち指示を出したところ、言葉の意味を理解した行動を起こしたのです。

 

道具の使用に関しては、薪やマッチを使うことで火を起こすこともでき、さらにはたき火でマシュマロを焼くといったこともできたようです。

訓練をすることで学習していくことが分かりましたが、継続し教育を続けることでより複雑なことまで理解するようになりました。

 

言葉の理解から発展し、キーボードによって人間とのコミュニケーションを取ることも可能となり、有名なエピソードとしてはパックマンで遊ぶこともできるようになったという話です。

ゲームをするということは道具を使った簡単な行動から難易度もはるかに高くなります。

 

なぜならゲームをするにはルールを覚えることや操作するための道具を使いこなすことなど、過程を多く含んでいるためです。

ルールの記憶は特に重要で、ゲーム内における敵に追いつかれてはいけないことやアイテムを入手することによる効果を正確に覚えなくては満足にゲームをできません。

 

ボノボはパックマンをやって見せることで人々を驚かせたのです。

野生下においてはチンパンジーと違ってボノボは道具の使用があまり見られなかったため知能の高さが確認しづらかったものの、こうした実験によって高い知能を持っていることが証明されました。

実験が行わることとなった背景

ボノボが野生で生息している地域のうち一部では食用にされることもあります。

このことに加えて土地開発や内戦も起こることで生息地となる自然の破壊がどんどんと行われることになりボノボの生息数は減少しているのが現状です。

 

ボノボの絶滅の危機を止めるためにはまずその生態など多くのことを知ることからしなくてはなりません。

こうしたこともありボノボの知能実験も行われることとなったのです。

現在ではボノボの寿命も明らかとなっていて、平均で40年生きるとされ、10歳ころには思春期を迎えるといったことも分かっています。

ボノボは知能が高く温和な動物

パックマンをするボノボは衝撃的で、人間に最も近い生き物と言われることもあります。

さらには争いを起こすことのない性格に関して言うとある意味人間よりも優秀だとする考えることもできるでしょう。

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