冬に美しい花を咲かせるツバキ。

花の少ない冬に咲くので、より一層美しく見えますね。

 

今では様々な園芸品種が登場していますが、それらの元となっているのが原種である「ヤブツバキ」です。

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今回はそんなヤブツバキの生態や魅力について、詳しくまとめていきたいと思います。

ヤブツバキの生態

ヤブツバキは朝鮮半島、そして日本に分布している植物で、国内では本州から沖縄にかけて見ることができます。

自生しているものの多くは海岸沿いに生息しますが、山地にも分布しています。

 

樹高は10m~15mと大きく育つので、庭のシンボルツリーとしても人気。

一年中葉が緑色に生い茂っていることから、目隠しや風よけの生垣としても利用されています。

単に「ツバキ」という場合は、一般的にツバキ科全般もしくはヤブツバキを指していることがほとんど。

 

日本最古の観賞用木として知られており、その美しさは昔から変わっていないということですね。

 

万葉集の中にも9首、ツバキ(ヤブツバキ)を使った歌が詠まれているんですよ。

 

工芸品のモチーフとしてもよく取り上げられていました。

ヤブツバキの開花時期は2月から4月にかけて。

 

基本的な花色は赤で、品種改良されたものは白やピンクなど多種多様なカラーバリエーションがあります。

 

花は一つの枝先に1輪だけ咲き、咲き終わると花がまるごとボトっと落下するのが特徴。

 

また、種からは良質な油がとれ、ツバキオイルとして食用や整髪用として使われています。

 

ツバキオイル、髪の毛がサラサラツヤツヤになるしすごくいいんですが、値段が高いんですよね…。

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もっと安くなればいいのにといつも思います。

いっそのこと、自分でヤブツバキを育てて油を作るか…?

ヤブツバキの栽培ポイント

自生もしているヤブツバキですが、もちろん自宅の庭で育てることもできます。

 

しかし、育てるには少々手間がかかるので、きちんと育てるためのポイントをしっかりと頭に入れておきましょう。

 

まず、ヤブツバキは乾燥や直射日光に弱いです。

 

大きく育つので植える場所も限られるかとは思いますが、出来るなら半日陰になる場所が好ましいでしょう。

 

しばらく雨が降らず地面が乾燥している場合は、水をやってください。

(地面への植え付けから2年くらいは、土が乾燥したら水をやるようにしましょう。)

 

また、冬の花のくせに以外にも寒さ(特に北風)には弱く、乾いた冷たい風に当たると蕾が落ちたり枯れてしまったりすることもあるのです。

 

ですので、植えるなら北風の当たりにくい場所を選ぶのが最適ですよ。

ヤブツバキを育てるうえで一番の難点となるのが、「剪定」です。

 

育つがままに放っておくと、チャドクガの被害に遭いやすくなってしまうので、きちんと剪定や消毒を行わなければなりません。

 

チャドクガは葉を食べてしまうだけでなく、毛が皮膚に触れると発疹ができてしまうため、危険な害虫です。

 

ただし、ヤブツバキは剪定に対する抵抗力が低く、下手に剪定すると逆に弱ってしまったり、あまり花が咲かなくなってしまう場合があります。

 

剪定するにはきちんとした技術と知識が必要になりますので、できるならプロの方に任せるのが手っ取り早いですよ。

 

もしも自分で剪定を行うのなら、タイミングは花が散り終わった4月から5月頃。

 

なるべく太い枝は切らず、伸びすぎた枝や混んでいる枝だけを切るようにしましょう。

ヤブツバキについてのまとめ

様々な園芸品種の元となっているヤブツバキ。

 

改良された園芸品種は、とても鮮やかかつ華やかなものが多いですが、ヤブツバキにも原種ならではの良さがあります。

 

やはりあのオーソドックスな椿の色や形は、ヤブツバキでなければ出せません。

ぜひヤブツバキを庭の彩りに加えてみてはいかがでしょうか。

(ライター もんぷち)

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