「馬」は、犬のように人間にとってなじみの深い動物ですよね。
たとえば昔は日本でも海外でも、馬に乗って戦争をしていたという歴史があります。

 

現在でも競馬などがあって、馬たちによる白熱のレースを楽しんでいる人も多いでしょう。
今回はそんな馬について、寿命などの生態についてみていきましょう。

馬の生態について

馬は、ウマ目・ウマ科に属している動物です。

馬は社会性が強く、野生下でも群れをなすことが多い生き物です。

昔から中央アジアや中東、北アフリカ等で家畜として飼われていて、運搬や農耕の使役などに使われてきました。

馬の特徴としては、ご存知のように首と頭、尾や四肢が長く、発達した「ひづめ」があって、硬い土でもよく走ることができます。

 

ちなみに「ひづめ」とは哺乳動物の足にある爪の一種で、馬のものは大きくて硬いので底はおわんをひっくり返したような形になっているため、道路を歩くと「パカパカッ」と良い音がでます。

個人的にこの馬のひづめ音って好きなんですよねえ。

みなさんもよい音だと思いませんか?

 

目が細長い顔の両側にあるので、視野が広いのですが、距離感をつかことは苦手です。
馬はよく知られているように草食性で、草などを噛み切って擂り潰して食べています。

 

馬の好物はニンジンと相場が決まっていると考えている人も多いでしょう。

しかし、世界の国ではリンゴとか角砂糖が好物とされているところもあり、総じて硬く甘い食べ物が好きなようです。

 

馬の寿命は約25年ほどとなっています。

なかには40年以上生きた馬も報告されています。

馬についての雑学など

ところで、馬の知能ってなかなか高いということをご存知でしたか?
長期記憶が高くて、馬に乗る人が下手だったりしたときはからかったり落とさせようとすることおもあるそうでう。

 

犬に似ているところもあります。毎日世話をしてくれる人間には信頼をよせてつき従います。
長期記憶が高いことに関連して、世話をいつもしてくれた人の顔を一生覚えているともいわれています。

 

現在、野生の馬というのはほとんど絶滅しているとされています。

 

アメリカのムスタング、宮崎県都井岬の御崎馬等では「半野生」の状態で生息しているものの、それらも家畜だったものが逃げて、繁殖した馬です。

その中で、モンゴルにいる「タヒ」は、現在では世界唯一という正真正銘の野生の馬です。

 

1968年から生息が確認されなくなっていましたが、その後海外の動物園で飼われていたものを帰らせて、自然保護区「ホスタイ国立公園内」で繁殖をしながら、200頭以上になっています。

人間と馬は昔から深い関係がありますね

人間と馬の関係についてですが、これはもうみなさんご存知ですよね?

 

人間は昔から馬を食べたりその毛皮を利用してきました。
たとえば、旧石器時代のものとみられる壁画には、馬の姿があります。

 

馬が人間の家畜となったのは紀元前4000年〜3000年ごろと言われています。
馬の口にとめて手綱をひく「はみ」という馬具がこのころの遺物として発見されています。

 

馬車は輸送目的だけでなく、軍隊としても利用されていました。紀元前1000年ごろから発達した騎馬や遊牧という生活手段が東ヨーロッパ〜モンゴル高原まで広がり、
ご存知のようにモンゴルでは高い騎乗技術を駆使して戦車と同等の軍事力を形成しました。

 

15世紀〜16世紀の中世になると火薬や銃がが発達するものの、騎兵は依然として重要であり、輸送としての馬の欠かせないもので、馬種の改良が各地で行われていました。

 

20世紀においては軍馬の価値は急落しましたが、それに変わるようにして競馬や乗馬が娯楽やスポーツとして親しまれており、現在では「ホースセラピー」という、乗馬をすることで心を癒すというセラピーも登場しています。

一度くらいは馬に乗ってみたくないですか?

馬の生態や寿命、人間との関わりについてご紹介しました。
現在でも競馬などは人気がありますよね〜。
しかし、競馬に入れ込みすぎて財布がからっぽにならないように気をつけましょう。

 

自由に馬に乗れるようになったら、けっこう楽しそうですよねえ。
乗馬体験ができる施設もあるので、一度くらいは体験してみたいと思いませんか?

ライター名:nabex