つぶらな瞳と愛嬌満点の仕草からペットとして高い人気を誇っているハリネズミですが、詳しい生態を知らずに購入して結果飼いきれなくなってしまうという飼育者さんも少なくありません。

今回は、そんなハリネズミの知られざる生態をみなさんにご紹介していきます。

ハリネズミの生態

ハリネズミはハリネズミ目ハリネズミ科に属します。

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ネズミという名がついているにも拘らず、ネズミよりもモグラに近い仲間であるといわれています。

ちなみに、ハリモグラはカモノハシ目に分類されることからもわかるように、カモノハシと同様に哺乳類としては珍しい卵生で、オーストラリア固有の珍獣です。

ハリネズミがモグラに近くて、ハリモグラがカモノハシの仲間だなんて、なんともややこしい話です。

 

ハリモグラの最大の特徴でもある背中の針は体毛が硬化したもので、ヤマアラシの針やサイの角と同様です。

食性は肉食性の強い雑食性で、昆虫類やミミズなどの動物食をメインに果物や野菜などを食します。

ハリネズミの種類

ハリネズミ科の下にはハリネズミ亜科とジムヌラ亜科があり、ハリネズミ亜科はさらにハリネズミ属、アフリカハリネズミ属、オオミミハリネズミ属、インドハリネズミ属、メセキヌス属に分かれます。

ヨツユビハリネズミは別名ピグミーヘッジホッグとも呼ばれ、ペットとして最もポピュラーな種です。

ナミハリネズミやオオミミハリネズミ、ブラントハリネズミ、アムールハリネズミもヨツユビハリネズミ同様、非常に可愛らしい外見をしていますが、いずれも特定外来生物に指定されている為、残念ながら飼育は法で禁じられています。

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中でもアムールハリネズミは、岩手県、栃木県、長野県、福井県、神奈川県、静岡県など日本各地で目撃例があります。

また、ヨツユビハリネズミは海外でもペットとして根強い人気を誇っており、様々な品種が作出されています。

 

最もポピュラーなカラーリングの個体はスタンダード、もしくはソルト&ペッパーと呼ばれ、黒い鼻と胡椒を散らしたような背中の針が特徴的です。

ピンク色の鼻が特徴的なシナモンや、真っ白な背中の針が特徴的なホワイト、真っ赤な瞳が特徴的なアルビノ、アプリコット、シニコット、白と茶色のツートンカラーが特徴的なパイドなど、そのバリエーションは多岐にわたります。

ハリネズミの飼い方

ある程度の高さと底面積が確保できさえすれば、飼育容器はなんでも構いません。

通気性を重視するのであればウサギなど小動物用のケージ、冬場の保温性を重視するのであればガラス水槽、価格を重視するのであれば衣装ケースがおすすめです。

上記のものを状況によって使い分けるのも良いでしょう。

床材も牧草やコーンリター、ペットシーツや新聞紙など、それぞれ一長一短ありますので、いくつか試してみると良いでしょう。

ハリネズミは針葉樹にアレルギー反応を起こすことがあるので、スギやマツ、ヒノキなどを用いた床材は使用しないように気をつけてください。

他には寝床となる隠れ家や、運動不足を解消するための回し車を設置すると良いでしょう。

 

餌には、専用の人工フードをメインに、ミルワームなどの昆虫類やニンジンやリンゴといった野菜や果物をバランスよく与えてください。

夏場は30℃を超えないように、下は20℃を下回らないように注意し、適宜エアコンやヒーターなどで温度を調整してください。

ハリネズミの寿命

飼育下での寿命は10年ほどが最長といわれていますが、実際には五年以内で死なせてしまうケースが多いそうです。

栄養の偏りや温度管理の不手際、小さな怪我や病気が命取りになってしまいますので、日頃の観察を怠らず、すこしでも違和感を覚えたら躊躇せずに動物病院で診てもらうようにしましょう。

飼育を始める前にハリネズミを診てくれる病院を見つけておくことは言うまでもありません。

(ライター 國谷正明)

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