ツリガネニンジンという植物を知っていますか?

高麗人参みたいなもの?と思った人はいませんか。

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高麗人参とは全くの別物!!

今回はツリガネニンジンについて詳しくお話します。

ツリガネニンジンの特徴

ツリガネニンジンは根は白く厚く、花茎の高さは40~100㎝ほど。

全体的に毛があり、葉は楕円形や卵形、長楕円形、披針形と変化が多く、厚みがあって艶がありません。

 

長さは4~8㎝で縁には鋸歯があります。

植物体を切ると白い液が出てきます。

 

日本では北海道、本州、四国、九州に、国外では樺太、千島列島に分布していて、山地の草原や林縁、草刈のされた河川堤防などに自生しています。

冬の間は根っこの状態で冬越しし、春に新芽を出して成長します。

ツリガネニンジンの花

速いものでは7月頃、遅くても11月頃には花を咲かせます。

花は淡いブルーや淡紫色で、下を向いた鐘形をしています。

 

数段に分かれ、葉と同じように、茎に輪生する枝の先に少数ずつをつけます。

花冠は長さ15~20㎜で、先端はやや広がっていて、裂片は反り返っています。

 

雄しべが咲きに成熟して花粉を出し、役目を終えた後にめしべが成熟します。

めしべは花冠から突出していて、成熟すると先端が割れるのが特徴です。

ツリガネニンジンの利用

ツリガネニンジンの若芽は山菜として食用にされます。

一般的にトトキという名で知られ、ゆでて水にさらしてから調理します。

 

あえものや汁、おひたし、油いため、オムレツに入れたりします。

太い根茎は刻んでから茹で、水にさらしてきんぴらやあえもの、油いため、粕漬などにして食べます。

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2年以上たったツリガネニンジンの根には生薬として利用されます。

 

秋に地上部が枯れた時に根を掘り出し、細かい根を取り除いた後に天日乾燥させたものが使われていて、少量を煎じたものを1日に数回わけて複葉すると胃が健康になったり痰きりや鎮咳の効果があると言われています。

また、強心作用や皮膚に寄生する真菌の発育抑制作用があり、煎じ液をガーゼなどにしみこませて貼布します。

ツリガネニンジンの種類

地域や自生環境によって微妙な変異があり、いくつかの品種が知られています。

ハマシャジンは海浜近くに自生していて葉が厚く、暗緑色です。

 

シラゲシャジンは茎や葉に白い毛が密生しています。

ハイツリガネニンジンは東北や北海道の海岸に生息し、茎が這うのが特徴です。

乙女舎人は四国に分布し、葉が線形で細長くなっています。

ツリガネニンジンの栽培

ツリガネニンジンは日当たりと風通しの良い環境を好みます。

春の芽出しから秋の生育期はよく日に当てるようにし、丈夫に育てましょう。

 

耐寒性は強いので、凍らせなければ大丈夫。

冬の間は茎葉がないので、日射しは関係なく、軒下や棚下でもよく、とにかく根が凍らないようにします。

 

土は水はけのよいものを使いましょう。

山野草の培養土がベスト。やや酸性の土を好み、鹿沼土などをベースにして水はけのよい土を3~4割混ぜたものが良いでしょう。

 

鉢植えの場合は植え替えが必要です。

適期は目が出る直前の2~3月で、芽の先端が地表すれすれの位置に来るように植えます。

 

肥料は春から秋の生育期に液体肥料を月に1~2回。

真夏は暑さで株が弱ってしまいます。肥料をストップして秋になって再び再開するのが良いでしょう。

やりすぎると根が傷んでしまいます。

 

株分け、挿し木、種で増やすことができ、挿し木は6月頃がベストです!

茎を先端から5~6円血ほどの長さに切り、下の葉を取り除いて3分の1ほどの長さをしっかりと土に挿します。

花の観賞というよりは、山菜として栽培している人も多く、苗は1株500円ほどで販売されています。

(ライター ナオ)

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