とても大きな脳を持っているゾウは、サーカスで芸をしたり、絵や文字を書いたりと、私達が驚くようなことをやって見せてくれますが、ゾウの知能はいったいどれぐらいあるのでしょうか?

ゾウの知能について、ゾウの生態と共にご紹介していきます。

ゾウとは?

「ゾウ(象)」は、アジアゾウとアフリカゾウとマルミミゾウの3種類います。

灰色の身体をしたゾウは、長い鼻と大きな耳が特徴です。

長い鼻を器用に使って、食べ物を食べたり、水を飲んだりします。

小さな豆や柔らかいお豆腐も長い鼻で摑むことができます。

 

長い鼻を高く上げると、遠いところの匂いまで嗅ぐことができる優れた嗅覚を持っています。

そして、嗅覚だけではなく聴覚も優れているので、小さな音も聞き分けることができます。

 

ですがゾウは視力が弱いので、色を見分けることはできません。

ゾウの体長は約5~7.5メートル、体重は約4~7.5トンになります。

 

アジアゾウよりアフリカゾウの方が身体が大きいです。

ゾウは身体が重たいので、足で自分の体重を支えることは大変なのです。

 

なのでゾウの足にはかなりの負担がかかっているそうです。

足の裏はとっても硬く、足の裏のひび割れは滑り止め効果があります。

ゾウの生態

ゾウは大きな身体ですが、約40km/hで走ることができます。

ゾウはオスはオス同士で群れを作り、メスと子どもで群れを作ります。

子どもが襲われないように子どもを取り囲んで守っています。

 

ゾウの鳴き声はとっても大きく、10km先にも届く大きさだとか。

ですが、ゾウ同士は低周波で会話しているそうです。

 

その数値も20Hz以下の音で、人間にはまず聞こえません。

そして、ゾウの足の裏はとっても繊細です。

 

足の裏からの刺激が耳まで伝わり、足から低周波をキャッチします。

30~40km離れた場所の音も足の裏からわかります。

 

ゾウは果物や野菜などをたくさん食べます。

1日に約150kgの食料と100L水が必要です。

 

ゾウはたくさん食べるのでウンコの量も多く、1日に120kgの量になるそうです。

食べた分ほとんどウンコになってます(笑)

 

アジアゾウよりアフリカゾウのほうが気性が荒いと言われていますが、愛情を持って接すると、人間の言うことをよく聞き、逆らったりしません。

ゾウは長生きする動物で、寿命はだいたい60~70年です。

ゾウの知能

サッカーをしたり、絵を描いたり、サーカスで芸をしたり・・・ゾウが色々なことができるのは知られていますね。

ゾウはとっても知能が高くて、とっても記憶力がいいのです。

 

あるゾウの親子は、23年離れ離れだったのにお互いにお互いのことを覚えていたそうです。

ゾウは自分が歩いてきた道もきちんと覚えているそうですよ。

 

ゾウは鏡に写った自分を自分自身だと理解できます。

日本語と英語など、人の言葉の違いを聞き分けられる知能も持っているそうです。

人間を見分けることができるゾウは、自分をお世話してくれた飼育委員などの人間に対して愛情を表してくれます。

 

挨拶してくれたり、甘えてきたり、ピンチの時には助けてくれたりします。

ゾウとの信頼関係がしっかり築けていれば、一緒にお昼寝したりもできるんですよ。

 

その反対で、自分や仲間を危ない目に合わせた人には攻撃的になったりします。

そして、ゾウは・・・なんと!数の大きさが解るそうなのです!

とっても驚きですが、簡単な足し算ならできるとの報告もあります!

ゾウの生態と知能についてまとめ

ゾウの生態や知能についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

ゾウはとても知能が高く、その知能の高さは動物界ではトップクラスです。

 

特に記憶力においてはとても素晴らしいのです。

のんびりとおっとりとした性格のゾウですが、私達が想像できないぐらいの知能があり、たくさんの可能性を秘めているのです。

(ライター 雲呑)