作物を栽培したことのある方なら一度は効いたことがある名前、コナジラミ。

とても厄介な害虫ですが、彼らには天敵っていないの??

コナジラミの特徴

コナジラミは一般的にコナジラミ科の生物を総称した名前。

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コナジラミ科カメムシ目に属します。

植物から吸汁し、農業害虫としての側面が強い。

世界では1550種類ほどが知られています。

コナジラミの性質

コナジラミの幼虫には翅がなく、最初の脱皮までは足があって移動することが出来ます。

しかし、その後2~4齢になると脚は退化し、葉裏などに固着して吸汁し続け、最後に脚と翅のある成虫になります。

成虫は体長が1㎜前後、大型の翅があり、粉状の蝋質で覆われています。

 

インゲン豆や枝豆、スイカ、ナス、パプリカ等の野菜やサザンカ、サツキ、ツツジ、ツバキなどの草花にも発生します。

また、臭いのキツイレモングラスやバジル、セロリなどにも発生します。

コナジラミの天敵

コナジラミの天敵はツヤコバチや肉食性のテントウムシやクサカゲロウなどです。

生物農薬として利用されるものとして、クロヒョウタンカスミカメムシやタバコカスミカメなどがあり、彼らはコナジラミの幼虫や卵を捕食してくれる貴重な存在です。

農業害虫としてのコナジラミ

日本ではタバココナジラミやシルバーリーフコナジラミ、オンシツコナジラミなどがよく知られ、問題になっています。

発生時期は4~10月頃で、高温で乾燥に強いので、夏場からは本格的に発生するようになります。

冬には室内やハウスの中にも発生するので、1年中、目にする生物です。

 

発生しやすいのは、畑の管理が悪く、周辺に雑草が生えている場所や逆に害虫駆除剤を過多に使用し、益虫を減らしてしまっている場所で、マンションなどのベランダで乾燥気味になりやすい場所も危険です。

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熱帯では更に被害が大きく、吸汁によって葉や果実を変色させたり、枯死させたりするうえにウイルスも媒介し、その範囲はとても広く重大な問題になっています。

コナジラミのついた野菜や果樹を放っておくと、コナジラミの排泄物で葉がベトベトになり、更に放っておくと、そこにカビが生えて野菜の生育を阻害してしまいます。

 

対策として殺虫剤などが開発されていますが、殺虫剤による抵抗性が出やすいため、粘着シートなどを使った物理的防除や生物農薬などをつかった総合的病害虫管理が推奨されています。

コナジラミの被害に合わないために

コナジラミの被害に合わないためにはまず第一に購入する苗などにコナジラミがついていないかをきちんとチェックします。

太陽光を嫌うので、シルバー色のマルチシートを敷きます。

 

これは、日中に活動する虫が背中に光を受けて飛んでいる為、下からの強い光を受けると上下の間隔を失って、うまく飛べなくなってしまうという性質を利用したものです。

背の低い野菜は細かい目の防虫ネットを張るのも良いでしょう。

 

成虫の飛来を防ぐために、植物の周辺に防虫ネットを立てるのも得策です。

周辺に背の高い植物を植えて、コナジラミを遮ったり、乾燥しがちな時には葉の裏にスプレーなどで水をかけ、適度な水分を確保しておくことも重要です。

また、性質としてコナジラミは黄色に集まる性質があるので、黄色の粘着版を利用するのも有効です。

コナジラミの生態と天敵に関するまとめ

成虫は体長が1㎜前後、大型の翅があり、粉状の蝋質で覆われている。

インゲン豆や枝豆、スイカ、ナス、パプリカ等の野菜やサザンカ、サツキ、ツツジ、ツバキなどの草花にも発生し、臭いのキツイレモングラスやバジル、セロリなどにも発生する。

 

発生時期は4~10月頃で、高温で乾燥に強いので、夏場からは本格的に発生するようになる。

天敵はツヤコバチや肉食性のテントウムシやクサカゲロウ、クロヒョウタンカスミカメムシやタバコカスミカメなど。

(ライター ナオ)

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