シロナガスクジラの特徴と生態

シロナガスクジラはクジラ遇蹄目ナガスクジラかナガスクジラ属に分類されるクジラの1種です。

全海域に生息し、回遊を行います。

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多くの個体が夏はオキアミが豊富な北極海、南極海の積氷まぎわまで回遊し、冬には熱帯または亜熱帯で繁殖を行います。

繁殖期以外の時期は基本的には単独行動です。

 

繁殖期は夏で、妊娠期間は約11ヵ月。メスは2~3年ごとに出産し、生まれてくる子供は体長が7mにも達します。

授乳の器官は7~8ヵ月ほど。

 

概ね体長は30~34m、体重は80~190t。

現存する最大の動物種であると言われ、34mのものが確認されています。

 

オスよりメスの方が若干大きく、北太平洋や南半球に生息するシロナガスクジラやその種類の大きさは小さ目。

上あごと下あごが軟骨の実でつながっていて、直径10m近く口を開けることが出来ます。

流線型の体型で、尖った頭部と持ち細長い胸鰭や横に広がった薄い尾ヒレを持っています。

 

また、背中の後方には小さな背ビレもあり、この背ビレの形や付近の模様が個体によって違っていて、個体の認識をするときはこの模様を参考にしています。

体表は淡配色と白のまだら模様。

 

のどから胸にかけての部分は白い模様が入ります。

食性は肉食で、主食はオキアミで、1日に4t程度のオキアミを捕食すると言われています。

 

のどの表面にある60本程の畝が広がって大きな袋を作りながら捕食します。

歯がなく、上顎の下側外縁に沿って鯨鬚と呼ばれる鬚の板でオキアミやプランクトンを濃しとるようにして栄養をとります。

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主にプランクトン、イワシなどの小魚を食べますが、時にはアジなどの中型魚を食べることもあります。

シロナガスクジラの天敵

これほどまで大きな体をしているシロナガスクジラのエサのほとんどがオキアミというのも驚きですが、それじゃあ一体天敵は?というと、彼らの天敵はシャチとマッコウクジラ?なのだそうです。

 

シャチはとても獰猛で鋭い顎を持っています。自分より何倍もあるシロナガスクジラを集団で狩り、その方法も戦略的です。

まず親子で一緒にいる親子のクジラに近づき、親子を引き離します。

 

そして子鯨の上に乗り、子鯨の身体を沈めて窒息させてしまうのです。

完全に窒息するまで子鯨の上に代わる代わる乗り、しぶとく狩りを行うのです。

 

またマッコウクジラに関してはあくまで推測程度の事らしく、実際にマッコウクジラがシロナガスクジラを襲ったという記録があるわけではないようです。

ただ、マッコウクジラにはシロナガスクジラには無い歯があるので、襲うことが可能なのではないかということのよう。

 

そして、強いて上げるとすれば人間。

現在では世界的に捕鯨が停止されているが、一時は大量に捕獲された時期もあり、個体数は激減しました。

近年は禁止の影響もあり徐々にその個体数は回復に転じています。

シロナガスクジラの鳴き声

シロナガスクジラは地球上で最も大きな鳴き声をあげる動物種でもあります。

低周波のような大きな唸り声を発し、音量は180ホンを超えることもあります。

この鳴き声により個体間のコミュニケーションを行っていて、150㎞以上先の相手とも連絡をとることが出来ると言われています。

シロナガスクジラの生態と天敵に関するまとめ

シロナガスクジラはクジラ遇蹄目ナガスクジラかナガスクジラ属に分類されるクジラの1種。

主食はオキアミ。時にはイワシなどを食べることもあり、鯨鬚と呼ばれる鬚板で濃しとりながら捕食する。

 

天敵はシャチと人間だが、マッコウクジラもシロナガスクジラを襲うことは可能ではないかと言われている。

地球上で最も大きな鳴き声をあげる動物種で150㎞先の仲間とも連絡をとることが出来る。

(ライター ナオ)

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